公務員試験対策講座の講師ブログ

命題の「真偽」とは

「AならばBである」この命題が「偽」となるのはどのような場合でしょうか?

「AならばBである」を図で表わすと次のようになります。

さて、このとき、AでないけどBであるもの(図内☆)があったとしても「AならばBである」が偽だとはいえません。

言い換えれば、「AならばBである」が偽になるためには、AだけどBでないもの(下図内★を見つける必要があります。

さて、以上を踏まえて、少し論理トレーニングをしておきましょう。

「勉強を頑張ったならば公務員試験に合格する」

これが偽であるというためには、どのような人物がいればよいでしょうか?

合格したけど対して勉強していない、勉強を頑張ってもいないし、合格もしていないそんな人物がいたとしても命題は偽にはなりません。

図で見てみましょう。★のような人物がいたら、当該命題は偽であると言えます。

要は、「頑張ったけど落ちた人」ですね。

…………書いていて悲しくなりました。

そうならないためにも、たとえ大変な時期があってもめげずに一緒に乗り越えていきましょう。 ちなみに、この考え方を理解しているかを問う問題は、過去に地方上級や国家二種での出題がみられました。