公務員試験対策講座の講師ブログ

1類B採用試験(一般方式) 令和3年度(令和3年5月2日 第1次試験実施)問11

皆さん、こんにちは。 数的処理科目担当の岩崎郁人です。

https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/saiyou2021/03mondai/1b/kyoyou/03kyoyou-ippan.pdf

さて、上記の問題、テキストで確率の範囲を終えている方でしたらすぐに反応できるのではないでしょうか?「もう少しで確率の学習が終わる」という方は是非頑張ってそこまですすめて、解いてみてください。

この問題については、問題集まで手を出す必要はありません。テキストだけの理解で十分です。

「少なくとも」という表現から、「全体として余事象の考え方を使うんだな」という点に気づきたいです。

その上で、いずれかで渋滞に巻き込まれる確率ということなので数式としては

いずれかで渋滞に巻き込まれる確率=1-どの区間でも渋滞に巻き込まれない確率

として進めていきましょう。

では、次に図で整理してみます。

「どの区間でも渋滞に巻き込まれない」確率は、0.8×0.9×0.7=0.504

よって、問われているいずれかで渋滞に巻き込まれる確率は1-0.504=0.496となります。

確率を少数で表わしたものはテキスト内には載せていませんが、違いはそれだけでしたね。