公務員試験対策講座の講師ブログ

令和3年度都庁Ⅰ類技術職採用試験 問17

皆さん、こんにちは。
数的処理科目担当の岩崎郁人です。

数列については「規則に気づくことが重要です」と講義内でお伝えしています。

次の問題も規則にさえ気づければいいので、数列が未学習の方でも得点が可能です。

今年度の都庁Ⅰ類技術職採用試験の問17です。(本問については、リンク先に飛ばなくても、読み進めていただければ問題と解説にすすめるようになっています。)
https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/saiyou2021/03mondai/1b/kyoyou/03kyoyou-gijutsu.pdf

空欄Aに入る数字から順に推理していくことにします。

いつも通り、となりの数字との違いを確認します。

1、4、10、A、46

すると、隣との差は3,6の順になっています。ここで、3×1=3、3×2=6の規則性に気づくことがスタートです。
しかし、この先の差が3×3、3×4だとすると、続く数列が19、31となってしまい、つじつまが合いません。
そこで、3は決定として、1,2の規則性について推理することとしてみましょう。
=1、2=2であることから、3にかける数字として、2…と続いていくのではないかと考えてみましょうか。
すると、無事整合性がとれ、Aには22が入ると言えます。

1、4、13、40、B、364

となりとの差は3、9、27となっています。これはわかりやすいかもしれません。
、3、3と続いています。
であれば3、3と続いていきそうですね。Bには121が入ります。

1、9、41、C、161

となりとの違いは8、32…となっています。8×4=32ですから、さらに×4をしてみます。
32×4=128、128×4=512…これで整合性が取れます。
Cに入るのは169です。

1、11、41、91、D,251

差は、左から10、30、50です。

そうですね、70、90という数字が続いていくことがパッと浮かびませんか?
Dには161が入ります。

本問ではA~Dに入る4つの数字の和ですから473が正答です。

本問は「隣の数字との違いは?」という視点がやはり重要だと再確認させてくれる問題ではないでしょうか?