公務員試験対策講座の講師ブログ

令和3年度裁判所職員採用試験(大卒)教養 問26

皆さん、こんにちは。
数的処理科目担当の岩崎郁人です。

さて、この時期ですと確率の学習を終えられている方も多いのではないでしょうか。
「一見めんどくさそうでも、使っている知識はテキストにあるものだけ!」ということを確認していきましょう。

https://www.courts.go.jp/saiyo/vc-files/saiyo/2021/mondai2021/01-XYC10-kiso.pdf

例えば、タイトルの問題ですが、使う考え方はテキストにあるように、

この二つだけです。

順列の復習にもなるので、一緒に解いてみましょう。

まず、分母ですが1~6の整数の並べ方ですから、これは問題ありませんね。

6!=720通りです。

問題は分子です。
a+b+c=d+f
になるような数字の組み合わせをまず探しましょう。
「メンドクサ!」という気持ちはわかります。

このように算数としては理解していても「メンドクサイ」「疲れる」というのが意外と学習のハードルになっていたりします。

①(1,3,4)(2,6)
②(1,2,6)(4,5)
③(2,3,5)(4,6)
の三通りです。

ここで①(1,3,4)(2,6)について見た場合、つまるところはa、b、cに(1,3,4)を並べ、d、fの場所に(2,6)を並べる並べ方だと考えましょう。

よって、3×2×1×2×1=12通りになり、それが②、③でも同じ数だけあり、36通りだと言えます。

よって答えとしては

になり、選択肢2が正解となります。