公務員試験対策講座の講師ブログ
皆さん、こんにちは。
数的処理科目担当の岩崎郁人です。

さて、下記の問題、テキストの問題と考え方は全く同じで、計算量が異なるだけでした。

https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/saiyou2021/03mondai/1a/kyoyou/03-a-kyoyou.pdf

最大公約数・最小公倍数の論点のテキストが終わっていればトライできるレベルです。

なんだっけ?という方は復習がてらテキストを開きつつ、眺めてみてください。

まず、各辺にぴったり収まる必要があります。例えば一番左のタテの辺で言えば156cmなので、何枚か敷き詰めて156cmという長さの辺を作る必要があります。

つまり、辺の長さは何倍かすると156cmになる数字、言い換えれば156の約数である必要があるわけですね。

同じように考えてこの図の中にある数字すべての約数である必要があるわけですから、考え方としてはこれらの数字の中の公約数が今回の正方形のタイルの一辺だと言えます。

60、84、96、108、120、156、276の最大公約数は12ですから、一辺が12cmの正方形のタイルを敷き詰めていきます。

仮に図形を次のように三分割し、左から①~③としましょう。

①に敷き詰めるにはタテ156cmなので156÷12=13、横84なので84÷12=7。

よってここでは13×7=91枚のタイルが必要です。

同様に②ではタテ120-60=60cmとなるため、60÷12=5枚になります。横108÷12=9枚なので、5×9=45枚必要です。

最後に、③ではタテ120÷12=10、ヨコ84÷12=7で10×7=70枚。

以上から、91+45+70=206枚の選択肢2が答えです。