年金アドバイザー3級講座の講師ブログ

年金学習のつまずきポイントその1

つまずき

 これからしばらく、年金学習においてつまずきやすいポイントについて特集していきます。フォーサイトの年金アドバイザー3級講座では、道場破り®というeラーニングシステムを導入しております。道場破り®では、確認テストを受講することができ、各受講生の正答率のデータ等を蓄積しております。蓄積されたデータから、受講生の皆様が何を苦手とされているかが見えてきたので、ご紹介いたします。

 多くの受講生の皆様に共通する最初のつまずきポイントは、「老齢年金」です。ざっくりと言えば、高齢者になったときにもらえる年金です。一口に「老齢年金」といっても、様々なつまずきポイントがあります。フォーサイトオリジナルテキストでも、約80ページと範囲がかなり広くなっています。

①老齢基礎年金と老齢厚生年金の区別ができるか。
②老齢厚生年金にも2種類あることが分かっているか。
③2種類の老齢厚生年金につき、どんな部分から成り立っているかが分かっているか。
④老齢基礎年金の支給額の求め方が分かっているか。
⑤老齢厚生年金の各部分の支給額の求め方が分かっているか。

 ざっと思いつくだけでも、これだけの論点があります。

 特に、「③2種類の老齢厚生年金につき、どんな部分から成り立っているかが分かっているか。」については、試験の合否を分ける、非常に重要な論点であるものの、受験生の多くはなかなか理解できていないところです。

 次回の記事では、2種類の老齢厚生年金につき、どんな部分から成り立っているかについて、取り上げたいと思います。