年金アドバイザー3級講座の講師ブログ

年金学習のつまずきポイントその2

ポイント

年金学習における最大のつまずきポイントである老齢厚生年金につき、2種類の老齢厚生年金がそれぞれどんな部分から成り立っているかについて取り上げます。

まず、老齢厚生年金には、大きく分けて2種類あります。

①特別支給の老齢厚生年金(以下、「特老厚」)…65歳前に支給(若い世代には、特老厚は支給されません)。
本来支給の老齢厚生年金…65歳以後に支給。

①②それぞれにつき、老齢厚生年金を構成する部分の名前に違いがあります。

①特老厚

特老厚は、
・定額部分
・報酬比例部分
・加給年金額

の3つの部分から成り立っています。

②本来支給の老齢厚生年金

本来支給の老齢厚生年金は、
・経過的加算額
・報酬比例部分
・加給年金額
・繰下げ加算額

の4つの部分から成り立っています。

老齢厚生年金の学習で、特に、支給額についての学習でつまずかれた際は、
・自分が学習しているのは①②のどちらか
・どの部分についての支給額について学習しているのか

について、本記事を参考に振り返っていただけると幸いです。

次回の記事では、特老厚を構成する3つの部分について、詳しく取り上げたいと思います。