簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
暑くなったり寒くなったり大変な時期です。体調管理に気をつけましょう!

今回は試算表を作成するときに気をつけなければならない
二重仕訳の見分け方を取り上げたいと思います。
3級の第3問(試算表作成)では並んでいる各種取引のうち、
二度記載されている取引を二度集計しないようにしなければなりません。
このときの見分け方に関するご質問をよくいただきます。

二重仕訳が出てくる問題では、取引が分類されて並べられています。
例えば、1.現金に関する取引、2.当座預金に関する取引、3.仕入取引、4.売上取引
といった具合です。
二重仕訳を見分けるポイントは、このまとめ方です。

上記のまとめ方では
 
・現金の入出金があれば「現金取引」に含められ、
・当座預金の増減があれば「当座預金取引」に含められ、
・仕入があれば「仕入取引」に含められ、
・売上があれば「売上取引」に含められている

ということになります。

ですから、順に仕訳をしながら、「現金」「当座預金」「仕入」「売上」
という勘定だけで仕訳がされていたら二重仕訳であると判断します。

例えば、1.現金取引の中に当座預金からの現金の引き出しが記載されていたとしましょう。次のように仕訳します。
(借)現  金 100,000  (貸)当座預金 100,000

この仕訳は「現金」と「当座預金」だけで成り立っており、上記の条件に該当します。
当然ですが、2.当座預金取引の中に現金引き出しが示されているはずです。
 
このように、仕訳が問題文でまとめられている勘定だけで成り立っている場合には、
二重仕訳であると判断し、どちらかの仕訳だけを集計します。



小野正芳

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