簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
おいしいものをたくさん食べられる時期で楽しいんだけど、
ちょっとおなかが・・・ボタンが・・・マズイ・・・。
 
最近、貯蓄率が高まっているというデータを見かけました。
多くの国民が実感できていない(たぶん)とはいっても、
経済的なデータを見る限りは、景気はかなりよくなって、賃金もそれなりに上昇していますが、
消費は増えず、貯蓄に回っているそうなのです。
そのデータの分析記事の中では、多くの国民は将来不安を感じて、
増えた賃金を消費に回せないのだろうと書かれていました。
まぁ、そうだろうなぁ。
 
しかし私が驚いたのはそちらではなくもう1つの分析でした。
貯蓄率が高まるということは私達がより多くのお金を銀行に預金するということです。
銀行は預かったお金を現金のまま持ち続けていてもまったく意味がありませんから、
何らかの手段で運用しなければなりません。

つまり、金融市場にお金を供給する(誰かに貸すか、株を買うかなど)ことになります。
市場経済では需要と供給で様々なモノ・サービスの値段が決まります。
金融機関が市場に供給するお金が増えると、そのお金が生み出すサービスの価値が下がります。
要するにお金を貸したい人(銀行)が増えると、貸付サービスの価値(金利)が下がるわけです。
貯蓄率が高まると金利が下がる・・・。
そして、一般に(理論上)、金利が下がると株や国債・社債(債券)の価格が上がります。

ちょっと極論になるかもしれませんが、次のような関連を生むかもしれません。
  
・預金している人は将来不安を感じている庶民であり、金利の低下によって、
 受け取ることができる預金利息が減る。
・株を所有している人はすでに余裕のある富裕層であり、庶民がせっせと預金
 してくれることで所有する株の価値を高めてくれて、より儲かる。

あぁ、自由経済の残酷さ・・・。
富める者はさらに富み、貧しい者は豊かになれないわけですね・・・。
悲しいかな。どうか、経済学の理論がウソであってくれ!!!
初詣で幸せになることを祈ってくるしかありませんね(悲)。



小野正芳

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