簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
暖かくなったり、寒くなったり。絶対に体調は崩さないように!

先日、第148回簿記検定試験が実施されました。
受験した皆さん、出来はどうでしたか?
今回は第148回検定試験について、簡単に振り返っておきましょう。

まずは3級から。第3問・第5問はとてもオーソドックスな設問であり、
過去問中心に勉強してきた方にとってはとても取り組みやすい問題であったと思います。
過去問中心に勉強していれば76~84点の得点が十分可能な問題であり、
合格率も前回と同じくらいになるものと予想されます。

少し難しかったと思われるのは、はじめて見るような言い回しが幾つか出ていたところですね。
例えば第1問では「仙台商店に対する買掛金¥500,000および売掛金¥100,000の決済日につき、
仙台商店の承諾を得て両者を相殺処理するとともに・・・」という文章が出てきました。
これは仙台商店が仕入先であるとともに販売先ということになり、初めての設定ですね。
処理としては「売掛金」と「買掛金」を相殺するだけですから、
(借)買掛金 ×× (貸)売掛金 ××
とするだけですが、ちょっと戸惑ってしまった方もいらっしゃったかもしれません。

2級ではとうとう連結の一覧の流れを答えさせる問題が出題されてしまいました。
過去、新しい項目が試験範囲になると、その項目が試験範囲になった時期からしばらくして始めて出題され、
徐々に出題範囲が広がるというのが一般的でした。

しかし、連結については平成29年11月から試験範囲になり、
その11月試験で12~13点分の配点で出題され、今回の2月試験では20点の配点で出題されるという、
過去に類を見ない出題のされ方でした。

連結はかなり難しいので連結の一連の処理をすべて回答するのは難しかったと思います。
それでも、比較的処理の簡単な「のれん」「のれん償却」「非支配株主持分」「買掛金」「支払利息」
当たりで得点できたのではないかと思います。

一方、第2問(有価証券に関する一連の処理)・第4問(個別原価計算)・第5問(組別総合原価計算)は、
難易度が低めの問題であり、第3問(連結)とのバランスが取られていましたね。
連結でなかなか得点できなかったとしても、第2問・第4問・第5問でかなり挽回できたと思います。

初の連結フルバージョン問題を含む試験がどのくらいの合格率となるか。
合格発表が楽しみですね!



小野正芳

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