簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。
簿記講座担当の小野です。
だんだん、春っぽくなってきました。眠くならないように!

今月は、費用・収益の見越・繰延が苦手だというご質問を取り上げます。
毎月、月数の計算について同じご質問をいただきますので、改めて取り上げたいと思います。

見越・繰延の問題のポイントは「今年計上すべき分はいくらか?」ということです。
例えば、借入金や貸付金については、未収利息や未払利息の計上が必要です。
これらを計算するときに借入期間・貸付期間は関係ありません。
「借入・貸付後、決算日までに何ヶ月たっているか」という点に注目します。

例えば、
当期の会計期間:平成29年1月1日~平成29年12月31日
資金の借り入れ:平成29年9月1日に\500,000
借入期間:6ヶ月(平成29年9月1日~平成30年2月28日)
利率:年4%
だったとしましょう。

ここで借入期間に目がいってしまう(なぜ借入期間の6ヶ月を使って計算しないのか)
というご質問を受けるのですが、見越・繰延の処理を行うときにその点は関係ないんですね。

必要な情報は借入日(9/1)と決算日(12/31)だけです。
なぜなら、簿記では、当期1年でいくら稼いだのかを知りたいのですから、
見越・繰延の処理を行う際に、全体の借入(貸付)期間はどうでもいいのです。
本来、今年はいくらの利息を受け取ることができるはずか
(支払わなければならないはずか)を計算したいのです。

その次期以降の期間は無視し、当期の経過期間にのみ注目する。
そのように見ていただければと思います。



小野正芳

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