簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

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 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 今日もがんばっていきましょう!

 いよいよ、10月から消費税が10%へアップされます(予定)。
 その際、2020年6月末までの期間限定で、中小企業が経営するお店でキャッシュレス決済をすれば、ポイントが還元される制度が始まる予定です。消費税アップに伴う消費減少から中小企業を守り、かつ、キャッシュレス決済比率を上げることを目的に始められる制度です。

 しかし、守ってもらえるはずだった中小企業のノリが悪いようです。
 2019年9月10日現在、このポイント還元制度に参加するための手続きを始めている店舗(中小企業)、制度の対象となる中小企業のうちの3割だけだそうです。参加するための手続きが2~3日で終わることはあり得ないでしょう(政府が実施する制度なので、少なくとも10日~2週間くらいはかかるはずです)から、10月1日の制度開始時点で、我々消費者がポイントを還元してもらえる店を見つけることは難しい状況になるかもしれません。

 鳴り物入りで始まったこの制度。準備が進まない原因はどの辺にあるのでしょう?
 やはり、最大の原因は期間限定であること、手数料がかかることでしょうか?
 この制度に参加するためにはキャッシュレス決済ができるレジ(端末)を導入しなければなりません。その上で、決済が行われる度に、キャッシュレス決済業者(クレジットカード会社・電子マネー運営会社・QRコード決済会社)に手数料を払う必要があります。2020年6月まではこの手数料も低く抑えられる(あるいはナシとされる)予定ですが、2020年7月からは通常どおりに戻ります。これまでキャッシュレス決済を導入してこなかった中小企業はこの手数料を嫌っていたのですから、期間限定で手数料をまけてもらったとしても、あまり魅力的には感じないのかもしれません。
 
 ポイント還元制度はあまり盛り上がらなそうですし、軽減税率の混乱も生じそう。10月からどうなるのでしょうね? 財政の観点からは消費増税が必要だとすれば、いっそのこと軽減税率・ポイント制度なしの9%一律課税で運営してしまえば、混乱もないのに!と思ってしまいます。皆さんはどう思いますか?



小野正芳

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