簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

 皆さん、こんにちは。

 最近電車の中吊り広告で「ものはいいようだなぁ~」と感じる広告がありました。

 「100,000円のお借り入れを30日後に返済すれば利息は1,500円。○○はこれ以上いただきません!」

 これをみた皆さんはどう思いますか? 「1,500円くらいの利息で済むのなら、借りてもいいかな」と思う方も多いと思います。では、次の広告はどうでしょう?

 「100,000円のお借り入れに対して18%の利息を支払っていただきます。」

 これをみた皆さんのほとんどは「18%なんて利息を払えるか! 誰が借りるか!」と思う方が多いのではないでしょうか?

 でも、どちらとも同じなんですよ。利率18%の時の30日分(1ヶ月)の利息は次のように計算します。

  30日分の利息=100,000×15%×1ヶ月/12ヶ月=1,500円

 まさに言葉のマジック! 利率18%といえばべらぼうに高い感じがしますが、利息1,500円といえばなんか安い感じです。ここで学ぶべきことは「絶対評価と相対評価を同時にしよう」ということです。

 利益10億円のA社とB社があります。利益の金額という絶対額をみるとA社もB社もどちらも優秀な会社です。しかし、A社の売上は100億円、B社の売上は50億円であるという情報を知ったらどうでしょう? A社の利益率は10%(10億円/100億円)、B社の利益率は20%(10億円/50億円)ですから、B社のほうが効率的で優秀な会社であると考える人が多いでしょう。

 なんにしても、絶対的な数値だけで判断するのではなく、相対的な数値も読まなければならないんですね。



小野正芳

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