簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

 皆さん、こんにちは。

 最近のお金持ちの生活は変化しているようです。私などは庶民の生活から抜けきることができなさそうですから、お金持ちの生活というと「豪邸に住んで、高級車に乗り、ブランド品を身にまとい、高級レストランで食事する」という姿しか想像できません。

 ところが、最近のお金持ちはちょっと違うそうです。ある経済雑誌で1億円以上の金融資産を所有している人に対するアンケートが載っていたのですが、そのアンケートで明らかになったのは、庶民のような生活をするお金持ちが多いということでした。

 そのアンケートの対象者は1億円以上の金融資産を所有している人ですから、株や預金が1億円以上ということです。住宅や車は除かれます。なんと高級車所有率は10%にも満たず、そもそも車を持っていないという人が50%もいるのです。その理由は「都心に住んでいるから電車で事足りるし、車を持つよりタクシーを使った方が安いから」だそうです。普段の生活で車が必要になればカーシェアリングで賄い、数日間車が必要になればレンタカーで済ませるそうです。

 また、ブランド品にもそれほど興味がないようで、「時計は時間を知るための道具にすぎないから数十万円も出す必要はない」とか、「普通の生地にマークがついたのがシャネル製」などと、するどい意見続出でした。

 通常、自家用車を所有していれば、車検費用などをならして考えても、年間60万くらいの維持費がかかるといわれています。実際にタクシー代として年間60万円使うのは大変でしょう。ですから、週末くらいしか乗らないという使い方をする限りは、タクシーのほうが安くつくのかもしれません。

 もちろん、電車とタクシーで事足りるのは都心に住んでいるからという事情もあるでしょう。そして、都心の住宅は価格が高く庶民には手が出ないと思う方もいると思います。

 そこでまた別の記事の話。都心のマンションは購入価格は高いけれども、値下がり率が低く、きれいに済んでいれば結構な高値で売れるそうです(私が住んでいる千葉では、マンションを購入した瞬間に30%ダウンですけどね)。つまり、売値と買値の差額を居住月数で割ると、一般的なファミリー賃貸マンションよりも安くなる場合もあるとのことです。つまり、「都心に住む」というと一見高コスト生活のように見えますが、よく計算してみると住居費用も安く、車代も安く済む。結局、トータルの生活コストは安く済む可能性が高いのです。通勤時間も短いですから、その分プライベートな時間に回せますね。

 それを数年、数十年続ければ、1億円も夢でないのかな?



小野正芳

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