簿記講座の講師ブログ

駅前演説の「?」

 皆さん、こんにちは。

 先日、参議院選挙が実施され、民主党がちょっと負けてしまいましたね。

 時代はどんどん変わっていますが、「党の有名人が地方を回って応援演説をする」という選挙のやり方はあまり変わっていないようですね。私が住む地方都市にも首相や有名人(某スポーツ選手など)が演説にやってきました。ちょうど繁華街に遊びに行ったときにその演説に出くわしたので、ちょっと聞いてみました。

 しかし、テレビで流れていることと同じことを話しているだけ! まぁ、当たり前か。麻生首相以来、「ブレる」が批判のキーワードですから、応援演説をする人はどこに行っても同じような話をしなければなりませんよね。まぁ、それを主張して当選を目指しているわけですから、演説のたびに違う話が出てくるわけもありません。

 そこで思ったのです。それなら、わざわざ地方都市にまで来なくてもいいんじゃないか。テレビから流れてくる演説と地方都市の駅前で行われている演説は同じなんですから、有権者も7月の暑いさなかに路上で演説を聴かなくても、エアコンの効いた部屋でテレビを見ればいいんじゃないかと・・・。しかも、NHKは日本のどこに住んでいても見ることができるテレビ局であり、その地域の候補者の演説を公平に流しています(政見放送)。

首相が1人で電車に乗って来ることはありません。多くのSPと秘書を引き連れて大きな車で来るわけですから、たくさんの排気ガスを出し、お金を垂れ流してくるのです。「私は環境を守りたいので地方演説にはいきません。また、私は無駄遣いしたくないので地方演説にはいきません。テレビで私の演説を聴いてください。」なんていう政治家が出てきたらおもしろいな、なんて思ってしまいました。