簿記講座の講師ブログ

第126回日商簿記検定試験 もうすぐ試験です!

 皆さん、こんにちは。

 いよいよ11月21日の試験本番が近づいてきました。どのくらい準備が進んでいるでしょうか? もうこの時期まできたら、新しいことに手を出すことはできるだけせずに、過去の問題演習で間違えたところを確認して二度と間違えないようにしたり、2時間以内で解く練習をしたりしましょう。

 前回の試験では、2級の合格率が40.0%、3級の合格率が27.9%でした。3級は平均的な合格率だったようですが、2級の合格率はかなり高めだったと思います。合格率が平均的だった回の次の試験は、比較的合格率が高くなる場合と低くなる場合のどちらのパターンもあり得ます。3級については第123回の試験の合格率が高くなる方向になるといいですね。

 また、合格率が高かった回の次の試験は、比較的合格率が低くなるパターンが多いようです(3級第122回、123回という例外もあります)。極端に低くならないことを祈るばかりです。

  第125回 <2級>40.0% <3級>27.9%
  第124回 <2級>12.4% <3級>18.8%
  第123回 <2級>38.4% <3級>49.6%
  第122回 <2級>25.5% <3級>41.2%
  第121回 <2級>43.1% <3級>56.5%
  第120回 <2級>29.6% <3級>40.2%

 試験直前は、合格率のことなどを考えると、受験者心理としてはちょっと気が重くなってしまいますね。しかし、心配無用です。私が講義で特に強調した点を重点的に復習してください。私が強調した点のうち、まだよく理解できていない部分だけをきっちり復習してください。1回目の問題演習で解答することができた問題まで復習する必要はありません。1回目の問題演習で解答できた問題は、復習しなくても本番の試験で解答することができるはずです。

結局のところ、試験の傾向はあまり変わりません。オーソドックスな部分をきちんと処理できるかどうかが、合格のために必要な最大の要素です。

試験会場でガチガチに緊張してしまって、普段の実力を出すことができない方をよく見かけます。それでは、せっかく勉強してつけた実力がもったいないですね。気を楽にして実力を出しきってください。そうすれば自然と結果はついてくるはずです。