簿記講座の講師ブログ

当選確率

 皆さん、こんにちは。

 さて年末間際になってきました。この季節になると、宝くじ売り場には年末ジャンボ宝くじを求める人々が長蛇の列をつくります。

 ところで、年末ジャンボ宝くじの1等の当選確率は1,000万分の1だそうですが、どうやって当選確率を求めているのでしょう?

 普通に考えれば、次のような式で求められていると考えられます。

  1等の当選確率=1等の当選本数÷販売枚数
  1,000万分の1=444本÷販売枚数

 1等の当選本数は、444本と公表されていますから変更されないのでしょう。「今年の年末ジャンボは億万長者倍増!」といって、テレビで宣伝していますね。テレビで宣伝されているわけではありませんが、HPなどで当選確率も公表されています。ということは、販売枚数が決まっていることになります。44億4,000万枚の宝くじが販売されれば、ちょうど当選確率が1,000万分の1になるわけです。ちゃんと当選確率が1,000万分の1になるように当選本数を調整してくれているのでしょうか?

 では、44億4,000万枚の宝くじが売れなかったらどうするのでしょう? 逆に44億4,000万枚以上の宝くじが売れたらどうするのでしょう? 

 それにしても宝くじが、44億4,000万枚の販売を前提にしているというのはすごいですね。国民1人あたり、40枚くらい購入することが前提です。うちは3人家族なので、120枚も購入する計算です。家族全体では8.3万分の1の当選確率になりますね(1,000万分の1÷120枚)。当選するかもしれないという希望が、ちょっと見えてきました。。

 8.3万といえば、人口20万人くらいの都市の世帯数に近いでしょう。私の実家は長崎県佐世保市でちょうどそのくらいの人口です。ということは、宝くじの1等に当選できるのは佐世保市で1世帯だけということになります。

 8.3万分の1と聞くと、もしかして当たるかもしれないという希望がもてますが、市で1世帯だけといわれると、絶望するしかないですね。

 そもそもこんなくだらない計算ばかりしているから、夢も持てないのかなぁ。