簿記講座の講師ブログ

豊かな日本

 皆さん、こんにちは。

 日本では少子化が叫ばれて久しいわけですが、ある雑誌でおもしろいデータを掲載していました。日本では子どもよりもペットの数が多いそうです。

 日本の子ども(15歳以下)の人数は約1,700万人だそうです。それに対してペットの数は推定約2,100万匹。日本の人口は約1億2,000万人ですから、約6人に1人がペットを飼っている計算です。平均3人家族であるとすれば、2世帯に1世帯がペットを飼っている計算になります。しかもペットの数は増加傾向にあるそうです。

 そこで伸びているのがペット保険だそうです。人口が減少していくことがほぼ確実な日本であり、経済の縮小も心配されている日本ですが、ペット保険については右肩上がりの成長であり、今後も数年は成長が期待できる業界だそうです。

 ペットが病気にかかったり、けがをした場合には獣医さんにかかることになります。しかし、ペットには健康保険がありませんので、診療費は全額自己負担となります。それを補うのがペット保険です。現在、ペット保険の加入率は約1%だそうですが、ペット保険先進国の英国では7~8%の加入率だそうです。ということはあと7%くらいの伸び白があるわけです。現在飼われているペットに関してだけでも2,100万匹×7%=147万件の加入が見込め、さらに今後飼われるペットに関する保険も加わるので、結果としてかなりの成長が見込めるということだそうです。

 このニュースもそうなのですが、ここ数週間は日本の豊かさを実感するニュースばかりが目につきます。首都圏では計画停電が行われ、いろいろな障害が発生していますが、計画停電が行われても基本的な生活(衣・食・住)が脅かされることはほとんどありません。いくつかの食料品に欠品がありますが、それがなかったとしても死に至ることはありません。

 一方で、中東諸国では、貧困のため、高騰した食料を購入することができず、暴利をむさぼる政府を打倒しようとする動きがあります。アフリカ諸国では働かせるために子供をたくさん作る国もあります。こういった国では、人間が管理する動物は家畜であって、人間を満たすため(例えば、寂しさを紛らすなど)に飼っているケースは非常に少ないと思います。

 あらためて自分が置かれている状況に感謝するしかありません。