簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

 皆さん、こんにちは。

さて、この夏は本気で省エネに取り組まなければならなくなりました。これまでも、クールビズやら、チームマイナス6%やら、省エネの取り組みが行われてきましたが、日本国民全てが本気になって取り組んでいたとは、とてもいえないでしょう。例えば、夏はエアコンで室内が寒いので上着を1枚持参するのは当然のことでした。電気の無駄遣いの例を挙げればきりがないですね。

しかし、今年はちょっと本気にならなければいけないようです。国民すべてというわけではありませんが、東京電力管内の国民には、本気の節電が求められます。なぜ、先ほどから“本気”という言葉を強調しているのかというと、震災後1ヶ月間の節電すら、目標に届いていなかったからです。

 震災後の早い段階から、20%~25%の節電が必要と言われていました。そして、多くの人々が節電に取り組み、節電に励みました。いや、正確に言えば、節電に励んだ気になっていました。しかし、実際にはそれほどの節電をできたわけではありません。

 今更言っても説得力はないですが、私は、20%マイナスという劇的な節電はできないと思っていました。なぜなら、多くの人々は自分が毎月どのくらいの電力を消費しているのかを知らず、したがって、どのようなことをどのくらいすればいいのか、把握していなかったからです。日本国民の中で、何人が自分の消費電力を知っていたでしょう?  あなたは今年の1月の消費電力あるいは昨年の3月の消費電力がどのくらいであったかを答えられますか? 現状を把握せずに、何らかの対策を始めても有効な対策にはなり得ません(しないよりはマシですが)。

 そして、先日、家庭部門の震災後1ヶ月間の節電量が発表されました。なんと、7.8%減だったそうです。震災後の1ヶ月という最も節電意識が高かったであろう時期ですら7.8%減です。喉元過ぎれば熱さを忘れますから、夏場に20%減の節電を行うのは、大変難しいでしょう。

 しかも今回は、できなければ大規模停電というペナルティー付きです。本気で取り組まないとマズイですね。



小野正芳

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