簿記講座の講師ブログ

気にしなくても大丈夫と思いつつも気になりますよね

 皆さん、こんにちは。

 まだまだ、福島原発に関連する問題がいろいろと出てきます。やはり、目に見えない・においもしない・感じることができない放射線が相手ですから、国民の不安は高まっています。そこで、自治体・企業は少しでもその不安を取り除こうと、いろいろな対策を一生懸命やってくれているようです。

 その1つに牛肉の検査があります。先日、ある大手スーパーに買い物に行き、肉を買いました。対面販売のカウンターで、値札の横には「放射線検査済み」というマークがつけられていました。安心です。でもすべての肉の値札につけられているわけではありません。豚肉と鶏肉の値札には全くつけられていないんです。

 そもそも、放射線検査が実施されるようになったいきさつは被災地の畜産農家で育てられた牛肉から放射線物質が検出されたからだったと思います。だから、「被災地産の牛肉について検査をしなければ」ということだったと思います。では、被災地産の豚肉・鶏肉を検査しないのはなぜでしょう? わらを食べていないからですか? でも放射線物質は空気中を漂っていますよね? 

 私が言いたいのは豚肉や鶏肉も検査しなければならないということではありません。もう少し鈍感になってもいいのではないかということです。だって、関東で売られている豚肉は、放射線検査などされていない栃木のブランド豚が多いですよ。いままで気にしてました? 私が言いたいのは、そういうことです。でも、悲しいかな、気になってしまうのは人間の性でしょうか。
 
 一方で、全く逆のことが起こってしまいます。
 SMAPが歌う「世界で一つだけの花」という歌がありますね。その中では「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」と歌われます。やさしげなSMAPが歌うと、「うんうん、そうだよね。そんなにがんばらなくてもいいよね。たまには自分にご褒美でもあげなきゃな。」なんて思ってしまって、思い切り自分を甘やかしてしまいそうです。でも、蓮舫議員が「1番にならないといけないんですか。2番じゃだめなんですか。」というと・・・。結果はさんざんでしたね。

 ん? SMAPと蓮舫議員が言っているのは同じことじゃないのか? 

 p.s. そもそも“オンリーワン”は「唯一」ということだから、“ナンバーワン”でもある、というのはいわないことにしましょう。