簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

 皆さん、こんにちは。

 最近は学生の学力低下が問題となっているようで、いろいろなところで学力を上げるべく努力がなされているようです。当事者からは「勉強なんかできなくても生きていくのに困らない」という台詞も聞こえますが、先日、「やっぱりやばいよね」と思わざるを得ない場面に遭遇しました。

 あるデパートで子供用の洋服を買ったときのことです。親戚の結婚式に出席するために3歳の息子に着せるちょっとしたよそ行きの洋服を買う予定でした。一張羅になるでしょうから、ちょっと奮発してデパートで買ってやろうと思ったわけです。さすが、デパート。ファッションセンスに乏しい私にとって、どれをみてもおしゃれに見えてしまいます。その分お値段もとびきりです。デパートですから、かなりおしゃれなポロシャツが8,925円、それにぴったりなズボンが9,975円です。「オイオイ、俺の礼服上下より高いじゃんかよ~」という状態です。もちろん、バーゲンまで待ちです。

 7月上旬のバーゲン開始時期になりました。まずは5割引になりました。それでも上下で10,000円近い価格です。妻と相談し、「もうちょっと待ちに賭けよう。もしなくなったら、そのときはあきらめて、他を探すか。」となりました。すると、8月中旬まで売れることはなく、さらに表示価格より2割引となりました。つまり、もとの値段の5割引の2割引になったわけです。

 「おお~、7,500円くらいで買えるぞ! これは買いだね」ということになり、購入しようと思い、試着させました。まぁ、我が息子のなんてかわいいことでしょう。店員さんも「お安くなっていますよ。よくお似合いですし。いかがですか?」と勧めてきます。でも、「こんなにかわいかったら、新郎新婦にプレゼントを渡す役目を仰せつかっている我が息子が結婚式で最も注目を浴びる存在になってしまう」なんて、親ばかないらぬ心配をしながらも、店員さんに尋ねました。「いくらですか?」

 元値が19,000円弱ですから、半額で9,500円弱、その2割引で7,500円くらいかなと計算していましたが、頭の中で正確な計算はしていません。店員さんは、「少々お待ち下さい」といって電卓をたたき始めました。

 ところが5分たっても電卓をたたいて計算中です。それでもわからないらしく、奥の事務所に入っていって、上司に聞いている風でした。さらに5分くらいしてやっと、「お待たせしました。7,560円です。」

 「おいおい、何の計算していたの? もしや、計算式がわからなかったとはいわないよね?」でも、それ以外あり得ません。当人にとって「勉強なんかできなくても生きていくのに困らない」としても、お客さんは逃げていってしまいますよ。だって、おつりの計算も間違うかもしれないじゃないですか。



小野正芳

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