皆さん、こんにちは。
世の中少子化が問題となっていますが、ペット市場は大繁盛だそうです。
先日行った大規模ショッピングセンター内にあるペットショップもお客さんがたくさんいて、非常に活気がありました。
ペットを飼っている人は、よく「うちの子」と呼んでいますよね? 私は今までペットを飼ったことがないので、ペットとのふれあい方を知りません。だから、テレビでワインにうるさい某女優が、自分のペットのことを「うちの子」と呼んでいるのが強烈に記憶に残っているんですね。本当に「うちの子」と呼ぶのでしょうか。
先日行ったペットショップでも「うちの子の母子手帳」といって、そのペットショップでペットを購入してから今までの成長の記録を行う手帳を交付しているそうです。いつ生まれて、いつ買(飼)われて、予防注射等を行った時期はいつで、体長・体重がどう推移したかなど、人間の母子手帳と同じようなことを記録していくそうです。ということは、ペットを買(飼)う=人間の子どもが生まれるというのと同じような感覚ということでしょうか? よく、ペットも家族の一員というようですが、まさにその感覚なのかもしれませんね(人間が役所から無料でもらう母子手帳とは違い、「うちの子母子手帳」は有料だそうですが・・・)。
一方、そのペットショップでは“秋のオータムフェアを開催中”です。ケージに入れられたペットには値札が付いており「販売価格 \○○」と表示され、「今なら、金利1%ローンが可能」だそうです。「秋にスプリングセールはやらないだろ!」という突っ込みはしないことにしますが、別のところでちょっと違和感を感じてしまいます。
それは、「うちの子母子手帳」を使って「ペットは家族の一員」的な演出をしながら、一方では「ペットをローンで販売する商品」と扱っているところです。私の悪いところは、こういった使い分けをうまいこと自分の中で消化できないことだということはわかっているのですが、どうしても気になってしまいます。そもそもペットショップも商売なのですから、売られているペットは商品に違いありません。
でも、ペットを家族の一員と捉えるのであれば、ペットの「販売価格」ではなく、「あなたのおうちにいくまでにかかるお金」だとか、「幸せを与えて下さる神様への寄付」だとか、もう少し商売的な要素を少なくしたらいいんじゃないかと思うんです。でもこの例もあまりセンスがないですね。
あぁ、世の中の流れにうまくついていけてセンスがもうちょっとあれば、もっと楽に生きていけるのに、と思う今日この頃でした。