簿記講座の講師ブログ

羽田空港と長崎空港の怪

 皆さん、こんにちは。

 皆さんはゴールデンウィークをどのように過ごされていますか? 私はひたすら家庭サービスに邁進しています。

 ゴールデンウィークの前半に、私の実家に帰省しました。長崎なので飛行機で飛んでいきます。3歳の息子は飛行機に乗れるとあって前日から大興奮です。いつもよりもたくさん自分のことをしてくれます。「(私)ちゃんと歯を磨けよ!」「(息子)今アンパンマンみてる」「(私)お父さんとお母さんだけで飛行機に乗ろうっと」「(息子)ちゃんと歯磨きします」、てな具合です。

 さて、空港に到着するとチェックインを行い、保安ゲートをくぐって乗り場に向かいます。暇な私は羽田空港と長崎空港の違いに気がつきました。

 羽田空港では、航空会社のカウンターで預ける荷物について保安検査(赤外線だか何だかで荷物の中身をみれる機械を通す検査)を受ける必要はありません。カウンターで預けるだけです。機内に持ち込む荷物および自分を保安ゲートに通します。

 ところが長崎空港では、航空会社のカウンターに預ける荷物自体も保安検査を受ける必要があります。そこで、係の方に聞いてみました。「なぜ、羽田では預ける荷物を検査しないのに、長崎では検査するの?」(もちろん、係の方に失礼にならないよう、丁寧に聞いたつもりです。) 

 係の方のお答えは「機内の安全を守るためです。」私は答えてくれた係の方に礼を言って、荷物を預けるカウンターに向かいました。

 もちろん、全く納得できません。係の方のお答えが成立するのは、羽田から出発する客の荷物には危険なものは入っておらず、長崎から出発する客の荷物には危険なものが入っているという場面です。だから、羽田では検査する必要がなく、長崎では検査する必要があるという答えになるのでしょう。

 でも、こんな前提で空港運営をしているはずはないでしょう。むしろ羽田を出発する客の絶対数が多いのですから、危険なものが荷物に入っている可能性は高いはずです。

 あるいは、羽田では荷物を預けたあと、カウンターの裏で荷物の中身をチェックしているのかもしれません。ただし、そうであれば、本人が立ち会っていない場で荷物チェックをすることになるので、危険物が入っていたとしても荷物の所有者の責任を問えないことになり、検査の効果がかなり落ちてしまうでしょう。

 アメリカで9.11のテロが起こってから空港での検査が厳しくなったと思いますし、当局も最新の機器を使って効率的にやっているはずなので、保安検査について私が知らないだけということであればいいのですが・・・。