簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

 皆さん、こんにちは。
 
 簿記本試験まで、あと14日となりました。
 ここからが、合格できるか否かを分ける戦いであり、技術的な対策、精神的な対策の両方が必要になってきます。

 技術的な対策として、次の対策を実践して下さい。

〈3級受験の方〉
今日から7日間、各人が課題としている部分の復習以外に、試算表と精算表の問題を毎日1問ずつ解いて下さい。すでに解いた問題でもかまいません。
講義でも話したとおり、試算表は第3問で、精算表は第5問で、それぞれ約30点の配点で出題される可能性が非常に高い問題です。直近20回の本試験の出題実績は、試算表が19回、精算表が18回出題されています。もうすでに皆さんご存じのことだと思いますが、試算表の問題でも精算表の問題でも出題される取引は非常にワンパターンですよね。ワンパターンの問題をいかに落とさないかが重要です。精算表にいたっては「売上原価の計算」、「貸倒引当金の計上」「減価償却」「有価証券の評価替え」は必ず毎回出題されています。この4つができれば間違いなく8点~12点は獲得できます。
また、そんなワンパターンな問題を時間内に解けるかどうかも3級合格のための重要事項です。試算表は40分程度で、精算表は35分程度で、一通りの作業(仕訳→集計→記入)を終えることができるかどうかを確認して下さい。試算表・精算表を35~40分で完成させることができるという自信があると、他の問題(第1・2・4問)を解くときの自信にも繋がり、余裕をもって試験に挑むことができます。

〈2級受験の方〉
 今日から7日間で、各人が課題としている部分の復習以外に、伝票会計の問題を3問、特殊仕訳帳の問題を4問、精算表の問題を3問、本支店会計の問題を4問、自分が苦手な工業簿記の問題を7問解いて下さい。つまり、1日当たり、何かしらの総合問題を3問解いて下さい。
 過去の直近20回の本試験(商業簿記)の出題実績は、第2問で伝票会計が7回、帳簿組織が10回、第3問で精算表が8回、本支店会計が9回出題されています。つまり、第2問では20回中17回が伝票と帳簿組織、第3問では20回中17回が精算表と本支店会計の出題です。これらを攻略できなければ2級合格はあり得ません。既に解いた問題でもかまいませんから、25~30分程度で解けるように練習しましょう。
工業簿記はまんべんなく出題されていますから、弱点をできる限り少なくすることが非常に重要です。そのためには、自分が苦手な部分の問題を重点的に解きましょう。ただし、勘定体系の問題(「材料」・「賃金」→「仕掛品」→「製品」の流れを勘定記入させたり、仕訳させる問題)は過去20回中10回出ていますので、必ず復習しておきましょう。

また、精神的な対策として、過去を振り返るのはやめましょう! 「あれもやっていない、これもやっていない」といっても、過去は変えられません。でも、未来は変えることができます。そのためにも上記で示した技術的な対策に集中しましょう。1分でも1秒でも多く勉強しましょう! 今日から13日間、1日3時間ちょっとずつ勉強すれば、約40時間も勉強できます。このような勉強時間が最後に「自信」を生み出します。いろいろ考えずに、必要な勉強に集中することこそ、最大の精神的対策です。

 あと13日間がんばりましょう!



小野正芳

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