簿記講座の講師ブログ

【簿記本試験まであと6日!】

皆さん、こんにちは。

簿記本試験まで、あと6日となりました。
過去の7日で3級受験の方は試算表・精算表のマイスターに、2級受験の方は伝票、特殊仕訳帳、精算表、本支店会計のマイスターになられたことでしょう。残りの6日間は自分のペースでこれらの頻出問題に取り組みましょう(まだまだ苦手な方はこれまで同じペースでガリガリと、もうかなりのマイスターになられた方は少しペースを落としてゆっくりと)。ただし、どんなにペースは落としても、練習は続けて下さい。練習をやめると問題を時間内に解く力が落ちます(解く要領が悪くなります)。

そして、この時期まできたら、基本的な取引の仕訳の復習に打ち込みましょう。ただし、やみくもにすべての復習をやるのではなく、過去の頻出順にやっていきましょう。以下では、直近20回の第1問で出題された仕訳の問題のトップ10を示します。

3級 回数 内容   2級 回数 内容
第1位 12回 前払金・前受金 第1位 12回 委託販売・受託販売
第2位 10回 仮払金・仮受金 第2位 9回 荷為替手形
第3位 9回 手形の裏書・割引 第3位 7回 有価証券の売却
第4位 8回 為替手形 株式の発行
第5位 7回 未収金・未払金 第5位 5回 当座預金の不一致
資本の引き出し 不渡手形
第7位 6回 固定資産の購入 第7位 4回 固定資産の修繕
固定資産の売却 建設仮勘定
預り金 未決算
第10位 5回 当座借越 利益準備金の積立
貸倒れ  
有価証券の売却

より上位にある項目ほど重点的に復習しましょう。出題頻度が高いのには、それなりの理由があるはずです。おそらく、“多く人が間違える問題だから”とか、“実務で重要だから”といった理由でしょう。しかし、そんな理由はこの際どうでもいいでしょう。「過去に頻出されている問題を確実に解けるようになる」ということが重要であり、自信にも繋がります。

試験が近づいてくると受かるかどうか心配でたまらなくなってくるかもしれません。でも、受かるかどうか考えるのはやめましょう! 考えても合格が近づくわけではありませんから、精神的につらくなるだけです。受かるかどうか考えても合格する確率は高まりませんが、勉強時間が1分でも長くなれば合格する確率は上がります。今やらなければならないことは、“自分はここまでやったのだから、絶対に合格できる”と自分を信じて最後まで勉強することです。ここまであらゆる努力をしてこられたあなたは受かるに決まっています。
試算表・精算表などの頻出問題をほぼ確実に解けるようになっているあなた、そして、最後に基本取引を確実に仕訳できるようになったあなたの得点が70点を下回るはずはありません。これだけの自信がついているのですから。
試験は“受かるか落ちるか”ではなく、“受かるかあきらめるか”です。あと6日間、あきらめず、今まで一生懸命勉強してきた自分を信じて最終調整すれば、合格は間違いありません。

ただ、寒くなってきましたので風邪には十分注意してください。少しでも体調が悪いと、せっかくの実力を発揮できなくなってしまいます。風邪をひいたら、早めに休んで、短期間で直してください。勉強したい気持ちもわかりますが、風邪を治すことが先決です。

本試験中、泣き出したくなるかもしれませんが、それでも自分は受かるのだという気概をもって、1問1問を大切にしてください。仮に難しい問題が出ても、あなたにもわかる突破口が問題のどこかにあるはずです。あきらめず、自分を信じて、1点を粗末にしないで下さい。

合格したら、ぜひ、ご連絡ください。皆様の合格の連絡が、私の最上の喜びです。
心より合格をお祈りしております。