簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。

昨年末に部屋の大掃除をしていて、
「おぉ~、どこも大変だな」と思うことがありました。

投資信託の運用をしている企業もとても大変なようなのです。 
私は子供の教育資金を貯めるための貯蓄として投資信託の積み立てをやっています。
投資信託を保有していると定期的に運用報告書が送られてきます。

最近はネットからダウンロードするようにしていますが、
数年前までは必ず郵送されてきていました。
過去すべての分をネット上で見れるようになったので、
昨年末の大掃除のとき、本棚を占領している
これらの運用報告書を処分しようと思いました。

その他の紙ごみとまとめて捨てるために、
運用報告書をとじているホチキスを外す作業を始めてみると、
いろんなところに地道な節約の跡があるではありませんか。

日本以外の国が空前の好景気だったリーマンショック前から投資信託の積み立てを始めました。
投資信託では、時価の一定割合が手数料として徴収されるため、
株価が最高潮だったときの手数料は運用会社にとってかなりの額だったのだと思います。

といっても、インデックス投信しか所有していませんので、
年間0.5%といった手数料率ですが…。
それでも、時価が上がれば、何も努力しなくとも運用会社が受け取る手数料は増えるわけです。

その証拠に、最初に受け取った運用報告書はフルカラーで上質の紙が使われたものでした。
少し時間が経過し2009年ごろになると、運用会社のコスト削減のせいか、
紙の質が落ちはじめます。テカテカした厚めの紙がペラペラのコピー用紙のような紙に変わります。

その次の変化は色の減少です。
フルカラーだったのが2色刷りになり、最後は1色刷りになります。
上質紙でフルカラーだった運用報告書を知っている人間からすると、
なんだか淋しいような感じになってきます(運用報告書が上質紙のフルカラーだとしても、投信の値上がりには関係ないのですからどうでもいいのですが…。)

最後は、ホチキスの消滅です。
運用報告書はA4くらいの用紙を半分に折って真ん中をとじて冊子にされています。
このホチキスがなくなり、単に折りたたんで重ねられているだけとなりました。

でも最もコストを削減できるのは、
投資信託保有者が運用報告書をネット上で見てくれるようになることでしょうね。
印刷する必要もないし、封筒もいらないし、封筒に詰める作業もいらないし、郵送費もかかりません。

運用報告書をネット上で見るか、郵送で受け取るかは、
投資信託保有者が選択できますが、
ネット上で見ている投資信託保有者は運用会社のコスト削減に貢献しているのですから、
少し信託報酬を安くしてくれないかなぁ、なんて思いながら、大掃除をしたのでした。



小野正芳

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