簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。

最近は個人の資産形成の必要性が語られることも多く、
低コストの投資信託を組み合わせた国際分散投資がトレンドのようです。

私は、本当なら、簿記・会計の知識を生かして企業の財務諸表を分析し、
今後の成長が望めそうな企業を発掘・投資したいところですが、
日々の業務に忙殺され、企業の財務諸表を詳細に分析する時間を取ることができません。

かといって、銀行預金では資産形成に不十分です。
そこで、定期的に少しずつ投資信託を購入することにしています。

まぁ、資産形成といっても月々2~3万円程度の貯蓄ですが、
「資産形成」と表現すれば、何かスゴいことをしているような気がするので、
「毎月の貯蓄」と表現せずに、「資産形成」と表現することにしています。

最近は低コストの投資信託のラインナップが増えてきましたが、
やはりETFの低コストさは群を抜いています。
昨年から、iシェアーズシリーズに新興国ETFが加わりました。

新興国の株価指数に連動するETFで、
信託報酬は年0.18%という低コストです。
今までの投資信託からすればあり得ないくらいの低コストです。

そこで、昨年から新興国株についてはこのETFで運用することにしました。

ところがです! 

ちょっと複雑な仕組みを採用しているETFなので、
このETFの本拠地であるアメリカで、利益に対して30%の課税がなされてしまうのです!
アメリカの税金が引かれた利益に対して、日本政府からまた5%の課税がなされてしまいます。

日本政府から課税される所得税は外国税額控除によって免除されますが、
住民税がまるまる課税されてしまいます。
つまり、おおもとの利益に対して33.5%の課税がなされてしまうんですね。

(ちなみに日本を本拠地とするETFであれば、利益に対して20.315%の課税です。)
 
これではいくら信託報酬が安くても、割に合いません。
1口当たりの価格が安く、世界大手であるブラックロックが運用している
ということで飛びついてしまいましたが、ちょっとまいってしまいました。

さて、今後ですが、少しくらい信託報酬が高くても
日本を本拠にしているETF(もともと投資していたETF)に戻すか、
もう少し様子見するか考え中です。



小野正芳

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