簿記講座の講師ブログ

お酒への課税

皆さん、こんにちは。

税金の世界はよくわからないことだらけです。
最近、お酒を飲む頻度があがったからなのか、
お酒にかかる税金について不思議に思うことが多くなりました。

そもそもなぜお酒に税金がかかるのでしょう?
なぜお酒ごとに税率が違うのでしょう?

お酒に税金が掛けられるようになったのは江戸時代からのようです。
醸造会社はお酒を造るためには免許を取得する必要があり、
その免許に関する手数料みたいなものとして課税が始まったそうです。

現代でも酒類の製造・販売は免許制となっていて、
免許の維持コストが酒税といえるかもしれません。
その証拠かどうかわかりませんが、酒類の製造・販売の免許の申請先は税務署です。
 
酒類ごとに税率は異なるようですが、
日本のビールの税率は他の酒類と比較しても、
他の国と比較しても突出しています。

日本のビールの税率は1リットル当たり220円です。
発泡酒は178円、第3のビールは134円、日本酒は120円、
ワインは80円といった具合で、ビールの高さが目立ちます。

ビールの税率が高い理由は昔舶来品で高級だったのが
今も残っているだとかいろいろありますが、
要するに合理的な説明はできないようです。

外国と比較してみると、イギリスは97円、ベルギーは23円、ドイツは10円と破格です。
国内での他の酒類との比較しても酒税の合理的な説明はできないのですから、
外国と比べた場合でも合理的な説明はできないでしょう。

いろいろなところでいわれているようですが、
「取りやすいところから取る」的な感じのようです。
そもそも課税根拠として担税力が挙げられるくらいですから、
税金なんて取りやすいところから取るのが当然と言われればそれまでですが・・・。

ということで、そもそもお酒に税金がかかる理由は
お酒を製造販売する免許に手数料がかかっているからであり、
その金額の違いはよくわからないということがわかりました。

あぁ、勉強した。