簿記講座の講師ブログ

給料が上がっても・・・

皆さん、こんにちは。

昨年末から景気・市場を取り巻く環境があまりよくない感じですね。
中国の証券市場は暴落して、さらに市場運営が二転三転しています。

北朝鮮が水爆実験を成功させたとニュースが流れれば、米軍がB52爆撃機を飛ばします。
日本市場も昨年の高値からかなり安い水準まで下げてしまいました。

そんな中政府が国民の満足度を高められる政策は、
国民の生活を少しでも安定させることであり、できればラクにしてあげることです。
そこで、昨年に続き、政府は財界へ賃上げの要請をしています。

しかし・・・。経団連の試算によると上がった賃金の半分は
社会保険料・税金として取られてしまうので、手取りは賃金上昇分の半分に過ぎない
というニュースが流れました。
こうなると、賃上げの目的がはたしてどこにあるのか?と勘ぐってしまいたくなります。

では、自分の給料はどうか? 昨年の数字と一昨年の数字を比べてみました。
昨年アップした給料のうち41.1%が社会保険料として徴収されました
(年金保険料:23.4%、健康保険料:17.3%、雇用保険料:0.4%)。

また、16.5%が税金として徴収されました(所得税:10.9%、住民税:5.6%)。
合計で、アップした給料のうち57.6%が社会保険料と税で取られてしまいましたので、
手取りは42.4%です・・・(泣)。

税は家族構成などによって計算方法が異なりますので、
経団連の試算とは少しズレてしまっていますが、
それにしてもアップした給料の6割近くが手許に入ってきていないなんて! 

納税は国民の義務であること、今はたまたま社会保険を支える立場にいるだけであること
(そのうち支えられることになる)ということは分かっているのですが、
57.6%が私の口座に入ることなく、国や自治体に流れているとなると・・・。

おお~~、年明けから働くモチベーションがかなり下がった感じがします。

こういうときには、働くことのやりがいを考えることにしましょう!
(都合の悪いことは忘れましょう!) 

皆さんが合格してくれさえすればいいのです!