簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
忘年会の飲み過ぎには十分ご注意くださいね。

今月は、予期せず衝撃シリーズとなってしまいました。
衝撃シリーズ第2弾、貸切バスの料金の話です。
 
一時期、貸切バスの事故が続きました。
運転手に十分な休息が与えないまま連続勤務させ、死亡事故が連続して起きましたね。
その大元をたどると運賃が安すぎるので、運転手さんにとって過重労働にならざるを得ないということがわかり、
最低運賃の規制ができました。

国土交通省のホームページを見ると、時間と距離に応じて運賃の算出するよう規制が示されています。
例えば、関東地方で大型バスを5時間貸し切り、合計60kmを走ってもらった場合の最低運賃は次のように計算されます
(たぶんまちがっていないはず・・・)。
 
最低運賃=7時間×5,310円+60km×120円=44,370円
 
貸切の前後に点検等作業の時間として2時間追加されるそうです。
また、これは最低運賃で1時間当たりの上限料金は7,680円となっています。

さて、先日、息子の小学校で校外学習と称したバス旅行が実施されました。
当然料金を徴収されるわけですが、そこではバス貸切料金として45,000円とありました。

「50人乗りのバスを半日借りて、運転手さんの日当とガソリン代込みで45,000円かよ! なんて激安なんだ!」
と思ったのはいうまでもありません。

車両の減価償却費、ガソリン代、運転手さんの人件費、会社経営の間接費を考えると、
45,000円の料金で元が取れるとは思わないからです。
こんな料金だと、この運転手さんは、夕方からこのバスを使って、
もう一仕事しなければならないだろうなぁ、と思います。

でも、激安ではない国交省公認の運賃なんですよね。
校外学習は9時に学校を出発して14時には戻ってくる予定でしたので5時間の貸切です。

5時間の貸切であれば上記の通り、最低運賃は44,370円となり、
バス会社からの請求額45,000円にほぼ一致します(つまり、ほぼ最低運賃でチャーターできたということ)。

事故が続き最低運賃が上がったといってもこの激安ぶりです。
事故が起こる前はどれだけ激安だったのでしょう? もう衝撃過ぎて、コワすぎます。



小野正芳

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