簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
試験まであと少し! 気を緩めず、体調維持を第一にがんばっていきましょう!

ポイント二重取りといっても、1回の買い物でクレジットカードのポイントとお店のポイントを同時にもらうという話ではありません。
ポイントでポイントをもらうという話です。

先日、いつも使っているお店で買い物をしました。そこはポイント制度を導入しています(100円の買い物で1ポイント)。
そのときは400円の商品を購入し、貯まっていた400ポイントで支払いをしました。
すると、すごいことが起こりました。ポイントで買い物した部分にもポイントがついて、4ポイントもらったんです。
ちょっと驚きです。ポイントでポイントをもらえるなんて!

えっ? そんなことは普通のことですって? 
いやいや、ポイントはおまけと思っていた私にとって、ポイントで買い物するというのはおまけをもらうようなもので、
おまけで商品をもらったのに、さらにポイントまでもらっちゃって、何だかだまされているようないないような・・・。

もっと気になったのは「あのお店では、どうやって会計処理するんだろ?」ってことです。
現行基準ではポイントでの販売は値引き処理をする(ポイント利用が翌年に繰り越される場合には引当金を計上する)ことになります。
例えば、40,000円の商品を現金で販売し(400ポイント提供)、
その後、その400ポイントで400円の商品を販売し(4ポイント提供)、
その4ポイントで4円の商品を販売したらどうなるでしょう?

40,000円の商品の現金販売 (借)現金40,000 (貸)売上40,000
ポイントで400円の商品を販売 (借)売上400 (貸)売上400
ポイントで4円の商品を販売 (借)売上4 (貸)売上4

このように、ポイントによる販売の場合、値引き処理されるため、売上はゼロです。
一方、お店の商品はなくなります(期末商品は減少します)から売上原価は増加します。

つまり、ポイントで販売した部分は完全にお店の持ち出しとなるわけですね。
そして、そのお店の持ち出し部分にさらにポイントを付けてくれているというわけですなんと太っ腹なお店なんでしょう!



小野正芳

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