簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

未分類

16

2018/07

どうするトランプさん!

17:35:44 | 未分類 |

皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
今日もがんばっていきましょう!

6月にG7が開催され、G6 vs. アメリカみたいな形になっていたと報道されていました
(特にドイツ首相のメルケルさんがトランプさんを説得するような写真が公表されたりしてましたね)。
自国を守るためという理由で、アメリカが自国に輸入されるモノに関税をかけると言いはじめたことから、
関税かけあい合戦になり、それが世界経済をよくない方へ引きずってしまうからやめようよ、という話をしていたらしいです。

ちょうどそのとき、最大の対戦国である中国は、上海協力機構というグループ
(中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)に、
インド・イランなどをオブザーバとして迎えて、
「保護主義と戦い、自由貿易の世界を守ろう!」という“青島宣言”を採択しました。
 
んっっ? 逆じゃないですよね?
以前の常識でいったら、G7が「自由貿易しよう!」といって、
中国などが「うちは新興国だから、先進国に入ってこられて
自由に商売されたら絶対に勝てないので、しばらく関税掛けさせて!」という構図が当たり前でした。

しかし、6月に起こったことは先進国(の中でも自由貿易を最も推進してきたアメリカ)が
自由貿易反対!と叫ぶ一方、新興国の集団が自由貿易推進!と叫び始めたわけです。

中国の発言は割り引いて聞く必要がありますが、
世界経済の仕組みが転換するかもしれない象徴的な出来事だったのではないかなと思います。

その後、アメリカはEUとの関税かけあい合戦に入り
(バイクメーカーのハーレーは一部の生産をアメリカではなく、
外国で始める決断をするに至ってしまいました)、
中国との関税かけあいも第2弾・第3弾とヒートアップしています。

ちょっとこの先どうなるんでしょう? 
1930年頃の世界恐慌の始まりの頃に似ているという話もあり、
ちょっと戦々恐々です。

あ~、こわこわ。でも個人レベルじゃ何もできない…。
世界経済の変化、それによる自分への影響に対して
どのように対応すればいいのだろう?



皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
いやぁ、毎日暑い日が続いていますね! 
夏バテには十分注意しましょう!

第143回3級の第3問について、とても難しいというご指摘が多く届いています。
こんな問題が本番で出題された、絶対に受からない、心配だという声です。
今回はこの点に関する考え方を述べてみたいと思います。

第143回3級の合格率は34.2%で、低めの合格率でした。
3級では40~50%の合格率が一般的ですから、かなり低めですね。
ただ、第2問・第4問・第5問が易しめの問題でしたので、
「全体としては低め」ですんだのだと思います
(第2・4・5問も難しい問題だったら、もっと低い合格率になっていた可能性もあり)。

ちなみに第141回が26.1%、第142回が26.6%であり、それに比べると第134回の合格率は高くなっていました。

このあたりの年は簿記検定が難しくなった年でした。
さらに簿記離れで簿記を学び始める人が減る現象も起きました。
そこで、商工会議所は第144回からは40%以上の合格率になるような試験を続けて、
初心者が受験しやすいような環境を作ってくれているようです。

受験生は、試験のためだけに勉強をしているのではありません。
実務で活かす知識を得るために勉強をしているのです。

ですから、実務で生かせる能力がついたかどうかを測る検定試験で、
第143回のような奇異な問題(実務ではあり得ないようなシチュエーションの問題)が
今後出題される可能性はとても低いと思います。

そもそも平成27年度から3年にわたって実施された試験範囲の変更は、
「実務を重視した試験になること」を目的にしていました。
今後も、実務でよく行われる処理を重視した試験が継続されることを強く望みます。

ただし…、試験は水物。試験委員の好みで若干左右されることはあります。
奇異な問題が絶対に出ないとはいえません。
ただ、個人的には出題される可能性は低いと考えて、願うのみです。



25

2018/06

中国の外国進出に学ぶ?

14:47:34 | 未分類 |

皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
もうすぐ7月。もう気分は夏休み!
でも勉強は続けましょうね。

さて、皆さんは、自分の人生戦略を考える際、
何を参考にしていますか?
そんなことを考えながらニュースを見ていると、
中国のスゴさを感じずにはいられないニュースが目に入ってきました。
中国のアフリカ進出のニュースです。

2000年頃から中国(企業)はアフリカに進出するようになったのだそうですが、
2000年頃の貿易額は1兆円くらいだったとのことですが、
2016年は16兆円とすごい伸びですね。
そして、貿易の内容もモノのやりとりから、現地化へと進化しつつあるようです。

現地化とは、中国の資金と技術を使ってアフリカにインフラを整備する過程を通じて、
中国の人々を現地に派遣する、
そして、その地域を中国製品・サービスであふれさせる政策です。

先日、アフリカ大陸の東側のエチオピアの首都と湾岸のジブチをつなぐ鉄道が開通しました。
そして鉄道の終点のジブチでは港を整備しました。
いずれも、中国が大いに協力した案件だそうです。物資を鉄道で運び、
そのまま輸出できるインフラが完成したことになり、
エチオピア・ジブチの経済にとっては大飛躍のチャンスに間違いありません。

そして、ポイントはその鉄道や港の運営にも中国(企業)が食い込んでいるということです。
現地での経済運営に中国(企業)の意向が反映されやすくなりますね。
しかも、ジブチの港には中国海軍の基地が併設されました。

中国にとってみれば、インフラなどを整備してあげ(このお金の大部分も中国政府が貸し付けたもの)、
その運営に食い込み、基地まで整備できたわけですから、もう万々歳でしょう。
また、ケニアではファーウェイが、ITインフラを整備してあげて、
その使い方講習会を各地で開いているそうです。
そのインフラおよび講習会で使われる端末をファーウェイ製にすれば、将来の販売市場まで整備できます。

こうやって味方の国を作っていって、世界における中国のプレゼンスを高めていく
。軍事的な圧力をかける一方で、経済活動を通じて海外へのソフトな働きかけも同時に行っていく。
直接、個人の人生戦略に使えるわけではありませんが、
ある目標を達成するために様々な角度からアプローチするというやり方は、
見本にしなければならないようです。



皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
ジメジメに夏の暑さがドッキングし始めました。
皆様、体調管理にはお気を付けて!

最近、イタリアでポピュリズム政権の誕生などと危機感満載の報道がなされています。
EUの中で経済規模が3位にあるにもかかわらず、ちょっと陽気な国民性からか、
財政状況がとても悪いイタリアではベルススコーニ首相以来、
リーダーシップを発揮できる首相が誕生していないこともあり、
様々な政治的・経済的問題が起こっているそうです

でもでも、そんなこととは異次元のピンチな状態にいるのが日本です。
財政状況が悪いとイタリア国民が騒いでいますが、
少なくとも基礎的財政収支をプラスに保っていますので借金が増える状況ではありません。
その借金もGDP比131%という比較的穏やかなものです。

一方、日本は基礎的財政収支がマイナス20~30兆円で、毎年その分だけ借金が増えています。
そのうえ、赤字解消の目標を5年先送りしました。
少なくとも、あと5年は借金が増え続けるということです! 
そして、その借金はGDP比236%です。消費増税も2回延期して、
社会保障にはほとんどまったく手をつけていない
(現役世代の取り分が少なくなることだけは確定してます(^_^;))
状況で、とてもとてもピンチです。

電車の中でまだ乗っていない段階から席取りをする敬老会、
公衆浴場で子どもがはねたお湯がかかったとどなりつけるご老人・・・、
そろそろ現役世代の反撃を開始しなければならないころでしょうか。
といっても反撃すれば私たちも無傷ではいられませんが・・・。

個人的に反撃アクションをとるのは億劫なので、
どこかのファンドが国債売りを仕掛けて、
日本の金利急上昇→株価・債券価格大暴落→経済活動の大停滞→政府機能の低下→国家危機(破綻)
みたいに進んでくれるのがベストでしょうか。

我々も職を失ったり、痛い目にあったりしますが、
10~20年後にもっと莫大な借金を抱えた状態で痛い目にあうより、
今の状態で痛い目にあったほうが傷が少なくてすむという、
なんともネガティブな想定しかできないことが悲しいところです(>_<)。 現役世代はどのみち強烈な悪影響を受けざるを得ないので、あとその時期だけの問題ですから…。 現在、無為に現役世代から高齢世代に流れ続けているお金の流れを止めることができれば、 現役世代にお金を残すという点で、今、痛い目にあった方がいいのかなぁ、 なんてこんな妄想ばかりしてしまう、今日この頃です。 妄想をつらつらと書いてしまいました。 もちろん、国家が破綻すればいいなんて、 本気で考えているわけではありませんよ!(^_^;)。



14

2018/06

試験お疲れ様でした

14:43:04 | 未分類 |

皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
梅雨のジットリ感に負けずにがんばりましょう!
 
第149回検定試験が実施されました。
3級・2級とも非常にオーソドックスで標準的なレベルの試験になっていたと思います。
皆さんの出来はどうでしたか?

3級では第3問(試算表)・第5問(決算)の問題がとても標準的な問題であり、
皆さんも安心感を感じながら解かれたのではないでしょうか? 
実務で行われている標準的な作業が、オーソドックスな形で出題されると、
受験生としても安心するし、実務者としても望ましいなぁと思います。
今後もこの形式の出題を続けていただき、受験生が簿記の勉強をやめたくならない、
かつ、実務にとって有用な環境を作り続けていただきたいと切に願います。

第1問・第2問・第4問もとてもベーシックな問題でした。
第2問で少しひねり(嫌がらせ?(笑))が入っている気がしないでもないですが、
実務に対応するための試験ならば、この程度のひねりは必要でしょう。
総じて標準的なレベルの試験であり、平均的な合格率(40~50%)が期待できるでしょう。

2級では新試験範囲である外貨換算を前面に押し出した問題が第2問で出題されました。
最大のポイントは、外貨建て金銭債務(本問では「買掛金」「未払金」)にのみ
為替レート変動の影響を反映させる処理が必要であるという点です。

その他の項目(本問では「機械装置」「商品」「売上原価」)には
為替レート変動による処理は必要がありませんので、間違えないようにしましょう。
この点をしっかり押さえれば、取り上げられている取引自体は標準的なレベルの取引であると思います。

第1・3・4・5問はとても標準的な問題でしたね。
最近の試験では、どこかで目新しい(得点しにくい)問題が出題され(今回の第2問)、
他の問題でいたってオーソドックスな(得点しやすい)問題が出題される
(今回の第1・3・4・5問)ことで、試験範囲変更時に生じる合格率の乱高下を回避しているような印象を受けます。

目新しい形式の問題が出題されたとはいえ、
全体的な難易度はとても標準的でしたので、平均的な合格率が期待できるでしょう。



皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
徐々に暑くなってきましたね。寝冷えなどすることなく、ご注意を!

今回は利益の行方について確認しましょう。
3級では個人企業が前提とされているため、「損益」勘定で計算された利益は「資本金」勘定へ振り替えられます。
ただし、見やすさの観点から、貸借対照表では次のように、「資本金」と「当期純利益」が区別して表示されます。

boki1

しかし、皆さんご存じのように「当期純利益」という勘定はありません。
ですから、翌年になったら、「当期純利益」が「資本金」に加算されて、
「資本金」が1,521,300円となります。この点に注意しましょう。

2級では株式会社が前提とされているため、「損益」勘定で計算された利益は「繰越利益剰余金」勘定に振り替えられ、
「資本金」とは区別されます。そして、翌年に「繰越利益剰余金」の中から株主に配当され、
残った「繰越利益剰余金」に翌年の利益が加算され、翌年末の「繰越利益剰余金」となります。

つまり、
ある年度末の「繰越利益剰余金」
=前年末の「繰越利益剰余金」-当期中の配当など+当期純利益
と計算されることになります。

同じ利益でも個人企業と株式会社ではその扱いが異なります。
十分に注意しましょう!



29

2018/05

試験がんばれ!

11:53:44 | 未分類 |

皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
第149回日商簿記検定試験まであともう少しとなりました。
準備の状況はいかがですか?

2級については3年がかりの試験範囲が終わった完全変更バージョンの試験ですね。
といっても3年目の変更はほんの少しですから、
基本的には今回も、昨年までの傾向が反映された試験となるでしょう。

個人的には連結会計はそれほど難しい問題・大量の問題は出ないと予想していましたが、
第148回では第3問すべてを使った連結決算・連結精算表の作成問題が出てきました。
2級で3年がかりで実施された試験範囲変更の目的は、実務に則した試験に変えることでした。
では、2級レベルの取得者が現場で行うであろう処理に、
連結(企業グループ全体の簿記処理)がどのくらい含まれるのだろう?
と考えると、簿記2級でフルバーションの連結会計の問題を出すことは実務に則しているのか?
という疑問をぬぐうことはできませんが、試験で出題されたからにはマスターしなければなりません。

ただし、連結会計は難しいですから、
① 支配獲得時の資本連結
② 連結初年度の資本連結
③ 取引の相殺と債権・債務の相殺
がきちんとできれば、12点程度とれると思いますから、
比較的容易なこの3つをしっかりマスターし、
この3つの部分で確実に得点していきましょう!

3級については来年から試験範囲が変更されることになりました
(詳細は先日のブログでお知らせしたとおりです)。

3年にわたって変更された2級の試験の実施状況より、
試験範囲が変更される場合、新試験範囲で削除される項目については
出題されない傾向にあるようです。

来年から、「当座借越」「値引」「引出金」「売買目的有価証券」
「手形の裏書・割引」「減価償却(直接法)」が3級の試験範囲ではなくなります。
ということは、これらの項目については、
今年度の試験には出題される可能性がぐっと低くなるのと思われます。

もちろん、今年度も引き続き試験範囲ですから、絶対に出ないということは言えませんが、
復習するときには後回しにする項目ですね。
3級を受験される方は、これらの項目の優先順位を低くしてもよろしいかと思います。

また、試験直前のこの時期になると、簿記処理の能力はもちろん、
体調や精神面をケアすることが重要になります。
徐々に暑くなってきて冷房で体調を壊したりしないように気をつけましょう。
そして、特に自信をなくさないように、精神的な面での調子も崩さないよう気をつけましょう。

ラストスパートの時期は、時間が許す限り、
自分の得意な問題を解いて、自信を維持することを第一に考えましょう。
いろいろな問題を解いてどんな問題が出ても対応できるようにと、
今まで解いたことのない問題にチャレンジし、
新しい教材に手を出してしまったばっかりに自信をなくしてしまっては元も子もありません。

過去問題を見る限り、簿記検定試験はけっこうワンパターンなのですから、
新しい問題もそれほど多くはありません。
その点からも、この時期はこれまで使ってきた教材の中でも得意と感じている問題を
練習することが最重要だと思います。

得意な問題を繰り返し解くのは、簿記の手続きを体にすり込むという役割も担っています。
「簿記は習うより慣れろ」とも言われますが、得意な問題を繰り返し解いて、
簿記の手続きに「慣れた」状態を作り上げると、
これまで解けなかった問題がスラっと解けてしまうことがよくあります。

ですから、最も重視することは「慣れた」状態と自信を維持するために、
得意な問題を解くことであり、その延長上で、
ちょっとだけ不得意な問題に手を出す程度にしておきましょう。

不得意な問題が解けないからといって決して深追いしてはいけません。
検定試験では30%間違えても合格なのですから、
不得意な問題の一部だけが解けるようになるだけでいいのですよ。

さぁ、皆さんがんばっていきましょう!



22

2018/05

金融リテラシー

11:51:11 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
徐々に暑くなってきましたね。寝冷えなどすることなく、ご注意を!

簿記の勉強を続けるとかなり高度なお金の知識が身につきます。
例えば、簿記2級では「仕入割引(売上割引)」とういのが出てきて、
1年後に100万円の支払い(受取り)をする条件で商品を売買した場合、
代金をはやめ(例えば6ヶ月後)に決済することになったら、
100万円やりとりする必要がないということを学びます。

なぜなら、当初の条件で決められた100万円は1年後に
やりとりする金額であるため利息が含まれており、
もっとはやい時期に決済するならばその利息の受け払いが必要なくなるからです。

要するに、はやめに決済すると少ない決済額ですむということです。
ニコニコ現金払いとは、少なめの決済額ですむから“ニコニコ”なのですね。
ということは、今払おうが、1年後払おうが、支払額が同じならば1年後に払うべきです。
例えば今払おうが、1年後に払おうが100万円支払わなければならない場合、
今払うお金を100万円持っているのなら、そのお金を運用して利息(利率1%なら1万円の利息)を稼いで、
利息分(1万円)は自分のポケットに入れ、元本100万円で支払いを済ませればいいわけです。

こういったことは生活に関する知恵でもありますからできれば義務教育の段階で教えておきたいことです。
でも日本では、義務教育でお金に関する教育をほとんど行いません。
なぜでしょう? 
私たちの生活はお金とは切っても切れない関係なのに、お金のことは全く義務教育で教えないんですね。
小学生に英語を教えるより、世の中のお金の回り方をしっかり教える方が、よっぽどいいと思うのですが…。

先日、確定申告をしているととても残念な場面に遭遇しました。
私の隣で申告をしていたおじさんはそこそこの所得があるらしく、
例年、中間納税の対象だったようです
(通常は、1年分の所得を確定したあとに対応する税額を支払うのが原則なのですが、
所得が多いと、6月頃に一定額を納めておき、年末に所得(税額)が確定した後、不足分を納税します)。
ところが今年は中間納税の対象ではなくなったらしく、年末にまとめて1年分の納税をすることになったようです。

そのような隣のやりとりが耳に入った私は
「おじさん、ラッキーだったね。半年間、資金を運用して利息を稼ぐチャンスができたじゃないですか!」
と思っていました。
しかし、次にそのおじさんから出た言葉は
「毎年中間納税しているんだから、今年もはやく税金を払わせてよ! 
ちゃんと準備しているんだから!」でした。
 
税金は中間納税しようが、年末に納税しようが利息分の割引はありません。
ですから、できれば中間納税はしたくないところです。

税務署の立場からすると、このおじさんは模範的日本国民です。
だって、はやく税金を払いたいと行っているのですから。
しかし、金融リテラシーの面からするととても残念です。
資金を運用する時間を得ているのに、
「そんな時間はいらない」と言っているわけですよね。
 
世界はどこでも低金利です。
そのため利息に対する感覚が鈍っているのかもしれません。
でも、そんなチャンスを逃すなんて…。
ちょっと残念な気持ちになった瞬間でした…。



皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
まだまだ連休の疲れがとれませんが、皆さんは全開ですか?

アメリカと中国が貿易でバチバチやっている一方で、
TPPから抜けたアメリカがTPPに復帰すると言ったかと思えば、
やっぱり復帰しない、FTAだと言ったりして、いったい日本はどうすればいいの? 
と思ってしまう今日この頃です。
アメリカとの関係が日本の経済に大きな影響を与えますから、
日本にとってTPPとFTAのどちらがいいのか真剣に考えたいところです。

FTAとは自由貿易協定(Free Trade Agreement)のことで、
2カ国以上の国・地域が関税や規制を取り払って、モノ・サービスを自由に貿易するための決まりです。
2カ国以上でも締結できますが、主に2国間で交わされる貿易協定です。
ということは、力が強い国が弱い国にごり押しすることが可能になります。

TPPとは環太平洋パートナーシップ協定(Trans-Pacifc Partnership)のことで、
太平洋を囲んでいる11カ国で自由に貿易しましょうという自由貿易グループのことです。
11カ国も集まると合意が大変ですが、どこかの1カ国に極端に有利な条件がなくなり、
多くの区にとって公平に近づきます。

また、モノ・サービスだけでなく、人の移動や知的財産権の保護など、
FTAよりも幅広い分野で自由に経済取引をするための取り決めであり、
TPPのほうがより多くの面で幅広くて、納得しやすい協定です。

グローバル化の時代、多くの国と貿易し、同じ製品を複数の国に売るのですから、
売るときのルールは同じがいいわけです。
TPPでは関税だけではなく、規制の撤廃にまで踏み込みます。

例えば、車の排気ガス成分の規制が国ごとに異なったら、
複数の国に輸出する場合、最も厳しい国の規制にあわせて車を作る必要が出てきますね。
国ごとに作る車を変えるのはコストがかかりすぎますから。

その結果、規制が緩い国に厳しい規制に合わせた(コストの高い)車を売ることになり、
規制が緩い国の安いコストで作られた車に勝てなくなります。

結果として、緩い国の経済全体では競争が少なくなり、進歩が遅くなってしまうわけです。
TPPの場合、すべての国が同じ土俵で経済取引を行うので、あらゆる国での生産性が高まります。
自由に貿易すれば、結局は経済的レベル(豊かさ)が向上するので、TPPという枠組みを作る方向に進んだわけです。

そんな中、アメリカは交渉途中のTPPから脱退しました。それはなぜでしょう?
経済全体でみればTPPは経済水準を高めるけれども、
業界ごとにみると苦しい業界が出てくるためだと言われています。

例えば鉄鋼の場合、アメリカの製品よりも日本などの製品が優れています。
その場合、アメリカの鉄鋼業は苦しくなりますね。

もちろん逆のケースもあります(IT産業など)もあります。
ただ、トランプ大統領の支持者は、TPPによって衰退する産業に属している人が多いようなんです。
だから、その人達(への公約を果たす)ために離脱したというのが最も大きな理由と言われています。

TPPから抜けると、アメリカ全体の景気は悪くなるでしょう。
でも、景気悪化の影響を最も受ける人々はトランプ大統領の支持者ではないので、
トランプ大統領にとって関係ないのでしょうね。
 
その後、トランプ大統領は日本とFTAを締結するための交渉をしたいと言い始めています。
でも、アメリカとFTAを締結するのは恐いですよね。
戦後、経済関係ではさんざん不利な条件を突きつけられてきたわけですし、
可能性として最も高いと考えられるのは、防衛の問題と絡めてきて、
防衛をアメリカに委ねている日本は不利な取引条件を飲まされるということです。
 
30年前、日本にとってアメリカとの貿易額=アジアとの貿易額でした。
でも今はアジアとの貿易額がアメリカとの貿易額の3~4倍で、
そのアジアの国の多くがTPPに参加しています。

アメリカとの関係も大事ですが、アジアとの関係も大事だと思うんです。
先ほど防衛の話を取り上げましたが、過去の戦争はすべて経済的な原因から生じています。
アジアとの経済活動を重視し、不快経済的な関係を築くことで、
結果として日本の防衛力を高めることにも繋がるのではないかと思います。

だからこそ、日本としてはTPPをどんどん推進し、
アジア各国との経済的な関係をもっともっとよくして、
できればアメリカも引き込むというのが最もよい戦略だと思うのですが、
皆さんはどう思いますか?



皆さん、こんにちは。 
簿記講座担当の小野です。
GWも明けました! 仕事・勉強モードに戻しましょう!

今回は連結精算表の作成について取り上げます。
連結会計では精算表形式でB/S・P/L・株主資本等変動計算書を作成します。
ただし、個別企業の決算での精算表と違って、ちょっと工夫が必要です。

というのは、株主資本等変動計算書に記載するのは純資産の項目の年間の変動額だからです。
つまり、決算整理仕訳が株主資本等変動計算書とB/Sの両方に反映されるわけです。
決算整理仕訳は1つしかないのに、それを記入するのは精算表の2ヶ所(株主資本等変動計算書とB/S)に
記入しなければなりません。
そこで、連結精算表を作成する際には、“順序”をよく頭に入れておきたいところです。

連結精算表では、損益計算書→株主資本等変動計算書→貸借対照表の順序で埋めていきます。
例えば、次のような仕訳が必要な決算だったとしましょう。

boki1-1

boki1-2

boki1-3

このように、連結財務諸表の作成時は、B/S・P/Lだけではなく、
B/Sの一部である株主資本等変動計算書を同時に作る点が特徴的な点です。
上記の作成順、移動箇所を確実にマスターしましょう!



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小野正芳

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