簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

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皆さん、こんにちは。

最近は、異常気象でいろんなところで災害が起きています。
関東でも、昨冬、2度の大雪でひどいことになりましたし、
昨秋、台風関連の大雨で大変なことになりました
(うちはほんのちょっと床下浸水するハメに・・・)。

そのためか、警報の発令や警戒区域の指定など、
自治体による災害への注意喚起が積極的に行われるようになったように感じます。
ニュースなどでも自治体による避難勧告発令などの情報が流れるようになりましたし、
災害が生じそうなときは早めに終業するなどの対処を行う企業も増えてきました。
 
自治体のHPをみると、大雨が降ったときに洪水になりそうな地域、
地震が起きたときに液状化しそうな地域など、
災害時の危険度が記されたマップがアップされています。

そして、不動産取引の際には、不動産仲介業者(宅建の資格を持っている人)が、
そのような危険が生じる可能性がある地域だということを説明しなければならない決まりになっているそうです
(そういえば、私も住宅を購入した時に仲介業者の方が、
市が公表しているマップを見せてくれたような)。

国・自治体は国民の命・財産を守る義務を負っています。
だからこそ、国民に危険が迫る可能性があるのなら、
それをオープンにしていく義務があるわけです。
自治体が地域の危険度調査をせずに
危険を放置していたとしたら猛烈な批判にさらされるでしょうね。

とにかくいろんなところでいろんな試作がなされているわけです。
でも、ここでも難しい問題が生じます。
特に区域の指定の際は大変だそうです。
というのは、危険区域の土地は価値が下がるからです。

誰だって洪水におそわれたり、
液状化したりする可能性が高い地域に住みたくはありません。
ということは買い手が少なくなりますので、経済学の原則にしたがうと、
価格が下がるわけです。だから、すでにその土地に住んでいる土地所有者は、
その地域が危険区域に設定されるのをいやがるのだそうです。

だから、地域の危険度を調べて、
「ここは危険ですよ」と自治体がその義務を果たしたとしても、
「俺の財産価値が下がったじゃねぇか! どうしてくれる!」と批判されるのだそうです。

警戒区域に指定せずに災害が起これば怒られるし、
指定すれば資産価値が下がると怒られる。いやはや、大変ですね。



03

2014/09

ひどい格差社会

0:00:27 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

最近は景気が良くなってきたり、
ブラック企業が糾弾されたりしたのか、
格差社会という用語を聞くことが少なくなってきたように思います。

でも、この前、高速道路を走っていたときのことですが、
思わず格差社会のことを思いだしてしまう光景を見てしまいました。

高速道路を走っていると、
鶏を輸送するトラックが走行車線(左車線)を走っていました。
荷台はケージで囲われていますが、むき出しで、かなりの風圧のようです。

鳥たちの羽は風でバタバタとなびいており、
踏ん張ってかなりの風圧に耐えているようでした。

よく観察してみると、そんな中でも卵を産んでいるようであり、
トラックには卵を回収するための装置も装備されているようです。
時速100kmで走るトラックのむき出しの荷台でも、
人間のために一生懸命働いている鶏に感謝せずにはいられない光景でした。

その後、しばらく走っていると、
今度は競走馬を輸送するトラックが走行車線を走っていました。
こちらのトラックの荷台はきちんと覆われていますので、
中の様子を観察することはできません。

調べてみると、中は空調完備で、
調教師の方が馬の様子を常に管理できるような
構造になっているそうです。何という好待遇! 

片やむき出しの荷台で風圧に耐えながらも仕事を続けているのに対し、
片やエアコンが効いた室内でゆったり移動です
(まぁ、馬に対していろいろなストレスがかかるそうですが、鶏に比べると・・・)。
この違いは何でしょう? 

鶏がもたらすのは卵あるいは肉の代金であり、
一羽当たり数千円~数万円といったところでしょうか?

一方競走馬の場合、数億円~数十億円ということもあり得ますね。
ということは、とても悲しい感じがしないでもありませんが、
どれだけお金を生み出すかが現在の待遇をもたらしているという面は否定できないでしょう
(もちろん、他にもいろんな原因があるでしょう)。

人間社会に、こんなあからさまな格差社会が到来しないことを祈るのみです。



皆さん、こんにちは。

前回紹介した商品をもう少し詳しく見てみましょう。
まず、この商品は保険であり、預金ではありません。

基本的な性格は、「現在1,000万円を105,340豪ドルに両替し、
それを銀行経由で保険会社に払込み、
両親が亡くなったときに死亡保険金として105,340豪ドルを受け取る」というものです。

ただし、毎年2,601豪ドルずつ利息が支払われ、いつでも解約できるので、
預金のようにも見えるということですね。
保険会社とのやりとりは豪ドルで行われるのですから、
為替リスクは両親もちです。よって、豪ドル預金のようなものですね。

ですから、豪ドル建ての最もシンプルな商品(豪ドル預金あるいは豪ドルMMF)よりも
どれくらい有利で、どのくらいリスクが高いのかを考えればいいですね。

まずは利率についてです。この保険商品の利率は2.47%です。
一方、最も利率の高い銀行で豪ドル預金をしたときの利率は2%です。

ですから、この保険商品のほうが少しいいですね。
でも、外貨建てですから、為替手数料が問題となります。

この保険商品に適用される為替手数料を調べてみると、なんと往復5円です。
為替レートは日々変わりますので、パンフレットなどには書いてないんですね。

パンフレット・説明資料には「通貨交換時にかかる手数料は考慮していません」
と書いてあるだけです。

ということは片道2.5円です。毎年2.47%の利息をもらっても、
為替手数料として約2.5%の手数料を取られるのですから、
実質的に利息をもらうことになるのか?ということになってしまいます。

一方、上記の豪ドル預金をしたときの為替手数料は
往復1円(片道0.5円)です。
ということは約0.5%の為替手数料ですから実質的な利率は1.5%となります。

また、この保険証の場合、預けた元本を引き出すときには、
市場価格調整率と解約控除率が控除された残額が豪ドルで支払われますが、
豪ドル預金の場合には預けた元本がそのまま支払われますので、目減りがありません。
 
う~ん、これだけでももう豪ドル預金の勝ちですね。

もちろん、豪ドル預金と同じ効果を持つ商品がもっと低コスト
(為替手数料が片道0.1円くらい)で提供されているということを考えると、
この保険商品を両親に勧めるのはやめておきたいと思いました。



皆さん、こんにちは。

先日、奥さんの両親から、今後のお金の預け先について相談を受けました。
定期預金が満期になり、次の預け先を探しているんだけど、
定期預金はとても金利が低いので、引き続き定期預金するかどうか迷っているとのことです。

現在の預け先である銀行で相談したところ、
「豪ドル建ての定期支払金つき一時払終身保険」を勧められたそうです。
銀行でもらったパンフレットを私に見せて、「これに預けていいのか、教えてくれ」という相談でした。

パンフレット以外に、今の時点での具体的な金額が書き込まれている説明資料も手渡されました。
説明資料の中で、次の内容が表形式でクローズアップされています。

保険料円払込額 1,000万円
一時払い保険料 105,340.78豪ドル
積立利率    毎年2.47%
定期支払金額  毎年2,601.91豪ドル
レートが今と同じなら毎年24.6万円の定期支払金額となります。

両親は、定期預金に比べてとても利率が高く、
毎年24.6万円もお小遣いがもらえる点が気に入っているらしく、
「これだけあれば孫たちにいろいろ買ってあげられるじゃない」ともう買う気満々です。

そして、その下に金融商品には必ずつきものの、細かい注が並んでいます。

1、通貨交換時にかかる手数料は考慮していません。
2、解約返戻金は市場価格調整率と解約控除率を控除した額となり、一時払保険料を下回
  る可能性があります。
 
さぁ、皆さんが70才なら、銀行で勧められたこの商品を購入しますか?



皆さん、こんにちは。

ちょっと今回は自慢させて下さい。
うちの5歳の息子の夢がすばらしいんです!

先日、息子と一緒にWiiのスーパーマリオをやっているときのことでした。

私 「お前は大きくなったら、何になるの?」
息子「ぎんこういん!」
私 「えっ! 銀行員? ウィザードじゃないの?」
  (ウィザードというのは1つ前の仮面ライダーのことです)
息子「違うよ! ぎんこういんだよ!」

さすが、我が息子よ! 
5歳ながらも将来を見据えて、いろいろ考えているんだな!
それにしても、どこで銀行員なんて知ったんだろう?

まぁ、いいです。
目標を持って過ごすことはとても重要ですから、それだけでよしとしましょう。

さて、ゲームが進んで、息子が操作しているマリオが銀コインをゲットし、
銀コインマリオに変身しました。

息子「おとうさんやったよ! ほら、今日もぎんこういんになったでしょ!」
私 「・・・そ・う・だ・な・・・」

そうです。私が聞いた「ぎんこういん」は「銀コインマリオ」のことだったのです。
5歳の子どもが銀行員なんて知っているわけないですよね。



06

2014/08

それと比較すべき?

0:00:42 | 未分類 |

皆さん、こんにちは。

ちょっと前の話ですが、今年も司法試験の合格発表があり、
法科大学院修了者の合格率が25.8%と発表・報道されました。

そもそもの制度導入時は法科大学院修了者の7割が合格するはずでしたが、
大学院が乱立しすぎたために制度の初年度から合格率が低迷しているそうです。

法科大学院修了者の合格率が低迷しているのは制度的な問題であり、
何度も聞いた話ですが、今年のニュースでは法科大学院修了者の問題だけでなく、
予備試験合格者の合格率(71.9%)が話題になっていました。

予備試験とは経済的理由などで法科大学院へ進学できない人も司法職に就けるように設置された経路です。
法科大学院の学費は2年で400万円ともいわれています。

司法職に就くためには必ず法科大学院にいかなければならないとなると、
学費を負担できない人は司法職に就けないということになり、制度としてはマズイですよね。

現在の制度のもとで司法職に就くためには

・法科大学院修了+司法試験合格
・予備試験合格+司法試験合格

のいずれかが必要ですが、
現在は、お金のかかる法科大学院修了者の合格率があまりにも低いので、
最初から予備試験経由で司法職を目指す人が増えているそうです。
 
そんな予備試験ですが、さまざまな法律について、
短答(マークシート)式、論述、口述の3つに合格する必要があり、
合格率は約2%だそうです。

この合格率を見れば、法律に関する知識がかなり多くないと、
合格はかなり難しい試験だとわかります。

でも、予備試験に合格できるのは2%の限られた人たちであり、
その人達の71.9%が司法試験に合格したわけです。

ということは、予備試験受験者のうち司法試験に合格した人の割合は1.4%なのであり、
法科大学院修了者の合格率よりもグット低くなってしまいます。

どの数値を比べるかによって、
世の中で起こっていることが違ったように見えてしまいます。
数値の取り上げ方には注意しなければなりませんね。



皆さん、こんにちは。

今回は前回に引き続き、固定資産税の不思議について書きたいと思います。

2つめの不思議は土地に関する負担調整です。
負担水準という指数を計算してそれが100%未満であれば、
課税標準額が5%上乗せされます。

HPの説明によると、課税の公平の観点から、
負担水準が低い=負担税額が少ない物件への課税を高める、とのことです。
負担水準による判定が課税の公平性を高めているかどうかよくわかりません・・・。

私の負担水準が何%なのかは納税通知書に書かれていないので、
HPにしたがって計算してみたところ、どうも私の場合は100%未満であるようです。

その結果、何が起こったかというと、土地の評価額は1%下がった
(前回のブログを参照して下さい)にもかかわらず、
土地に関する負担調整によって5%上乗せされたため、
最終的な土地に関する固定資産税額がアップしてしまいました。
 
3つめの不思議は建物分の固定資産税額が変わっていない点です。
 
建物に関する固定資産税は次のように計算されます。
固定資産税額=課税標準額         ×税率
         =再建築価格×経年減点補正率×税率

すでに建築後2年経過していますが、課税標準額は変わっていません。

経年減点補正率は減価償却のことですから、
少なくともその分だけ課税標準額が下がるはずです。

それにもかかわらず課税標準額が変わらないということは、
再建築価格が上がっているということでしょう。

公表されている経年減点補正率表によると2年経過時の補正率は0.9282ですから、
再建築価格が少なくとも7~8%以上上がっているということですね。

前年以上の課税標準額にならないという規定があるため、
購入時の評価額と同額にとどまっているので、少しは助かっていますが、何とも不思議です。

大震災復興関連の建設工事が集中しているところに、
消費税がアップしたことによって、さらに建設物の物価が上がりました。

それによって固定資産税計算の基礎となる再建築価格が上がりました。
さぁ、これには、政府・自治体の何かの戦略が反映されているのでしょうか?



皆さん、こんにちは。

世の中にはいろいろな税金があり、
その計算方法は不思議でとても複雑ですが、
固定資産税は身近な税金の中でも、とても不思議で難解な税金だと思います。

春には、固定資産税の納税通知書が届き、課税明細書が添付されており、
「必ず記載内容のご確認をお願いします」と印刷されていますが、
今年も“ご確認”は“不可能”でした(笑)。

ですから、納税通知書に書かれている税額が正しい額なのかどうかわかりません。
もしかしたら、ぼったくられているかも!?

私の理解力では、固定資産税の計算方法が説明されている
自治体のHPをみても理解するのがかなり難しく、HPの計算方法どおりに計算しても、
私が受け取った納税通知書の税額にはなりません(昨年も今年も)。

私が、HPに書かれている計算方法どおりに計算できていないからだと思いますが、
なかなかとても難解です。

土地に関する固定資産税は次のように求められます。
固定資産税額=課税標準額          ×税率
         =評価額×特例率×負担調整×税率

1つめの不思議は、評価額についてです。
評価額は自治体が決定します。
3年に一度決定され、決定後の3年間は基本的に据え置かれます。

私が住んでいる千葉市では、平成24年度に評価額が決定されたので、
26年度の評価額は据え置かれるはずです。

しかし、私に届いた納税通知書では昨年よりも評価額が約1%下がっています。
評価額が下がれば税額が下がるはずですからラッキーではあるんですが、
「んっ? 何で下がるの? 据え置きって書いてあるのに」という不思議感が残ります。

たぶん、何かの特例などが使われて計算されているのでしょうが、
どのような特例がどのように使われたのかについてよくわかりません
(わからないお前が悪い!とは突っ込まないで下さい)。

あと2つ不思議があるのですが、それは次回に!



皆さん、こんにちは。

いやぁ~、ちょっと高額な買い物をするために焦りますね。
消費税8%アップに伴う表示価格変更の件です。

消費税5%のときは、税込表示がなされていました。
消費税込みの金額で商品の価格が表示されていたわけです。
これが、消費税8%への変更されると、税別(税抜)表示となりました。

慣れの問題ですが、ちょっと高額の買い物をするときには驚きますね。
夏の家族旅行をネットで申し込んだときのことです。

ホテルのネット予約をすると、家族4人で40,000円と表示されました。
そのままクレジット決済の画面に進むと、総支払額43,200円と表示され、
決済ボタンが表示されます。ここで、「あっ、税別なんだ」と思い出してしまいます。

普段、ナナコなどの電子マネーで代金を払っていると、
レジで実際に支払っている金額を意識する機会が
少なくなってしまっているというのもあるのでしょう。

本当はそれではいけないのですが、
コンビニで100円と表示されて棚に並べられている商品を購入し、
ナナコなどで支払うとき108円支払っている感覚があまりないんですよね。

そのせいか、高額な買い物で支払額を確実に確認するような場面では、
上乗せされる消費税にギョッとしてしまいます。

息子達が背負う国の借金を少しでも減らすため、と思って消費税を払っていますが、
その一方で、相変わらず垂れ流し状態が放置されている部分があるとの報道も目にします。

でも、税金払わないと法律違反だしなぁ~。小市民には、つらい毎日です。



皆さん、こんにちは。

近所のお肉屋さんが、とにかく、すごいんです。
(なぜ、これが所得移転なんて難解な話に結びつくのでしょう?)

今時、お肉屋さんやお魚屋さんといった個人商店はほとんど残っておらず、
食料品はスーパーで買うのが当たり前となった中、
うちの近所には個人経営のお肉屋さんがあります。

そして、このお肉屋さんがとにかくすごいんです。

まず、安い。といってもマズイ肉を売っているわけではないですよ。
スーパーで買えばグラム1,000円くらいしそうな、
見るからにおいしそうなお肉をグラム500円くらいで売っているんです。

そして、商売っ気が全くないんです。
儲けてやろう的な感じが全くなくて、子どもを連れて買い物に行くと必ずお菓子をくれたり、
ただでさえ安い価格をさらに値下げしてくれたり、
300gお願いすると350gくれたりと、すごいサービスです。

いつも、妻と、「なぜあんなにサービスしてくれるんだろう?
お肉屋さんが趣味で、実はがっぽり稼いでいる本業があるんじゃない?」
などと話していました。

やはり、どうやら本業(アパート経営)があるらしいんです。
そのお肉屋さんはある建物の1階に入っていて、2階より上はアパートです。
そして、その建物を所有しているのがお肉屋さんのようなんです。

だから、基本的にはアパート住人の方から入る家賃で生活していて、
お肉屋さんは副業みたいなものなのかもしれません。

ということは、アパート住人の方が払う家賃が、
お肉の販売価格を補っているということであり、
私が食べているお肉の一部はアパート住人の方に買ってもらったものということになります。

そうです! アパート住人の方から私への所得移転が起こっていたのです!
私もおじさんになり、「いろいろな人々に助けられて生きているな」
と素直に思えるようになってきましたが、
まさか、アパートの住人の方にも助けられているとはね・・・。

何だか、驚きの1日でした。



小野正芳

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