簿記講座の講師ブログ
ポイント使って経済回そう!

皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。

おいしいものをたくさん食べられる時期で楽しいんだけど、
ちょっとおなかが・・・ボタンが・・・マズイ・・・。

なかなか収束しないコロナ禍。
思う存分買い物したりできないところがつらいところですが、
それでもできる限り経済を回さなければなりません。
何かいいやり方はないでしょうか?

1つ思いつくのはポイントを使いまくるということです。

ネットなどで買い物をする際にポイントを使って、
さらに少し払うお金を上乗せして、
ワンランク・ツーランク上の商品・サービスを購入しようということです。

○○ペイ、T・Pなど、ネットでのお買い物に使えるポイントは多く、
たくさん貯めてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

なぜ、ポイントなのか? それは多くの人にとってメリットが多い
(デメリットが生じる人はとても少ない)からです。
ポイントを使えば、私たちがお得を感じることができるだけでなく、
企業の会計処理を通じて、いろんな人々の助けになるかもしれないんです。

私たちがポイントをもらったら、ポイント発行企業は、
お客さんに商品を差し上げなきゃいけなくなります。
私たちから代金前受をしている状態であり、
借金と同じ扱いなんです(ポイント引当金or契約負債という負債を計上します)。

もし、私たちがポイントを使わなかったら、
企業は借金を棒引きしてもらったことになり、
そのポイント分だけ、企業の儲けとしてカウントされる
(ポイント引当金戻入or契約負債取崩という収益が計上されます)。

利益が増えると税金払って、残りは株主へ配当することになります。

要するに、(極論ですが)私たちがポイントを使わなかったら、
国と株主が得することになるわけです。

でも私たちがポイントを使ったら、
その分だけ商品・サービスが動きます。

商品を作った人、売る人、運ぶ人に
いくらかの取り分が落ち、みんなが少しずつハッピーになります。
企業は儲かりませんが借金が減りますから、ある意味OKかもしれません.。
国と株主の取り分は減りますが…。

ため込まれているポイントは、何と1兆円超!
これが使われたらかなりの経済効果があるんじゃないかな?と思うのです。
皆さん、今月・来月でポイントを全部使っちゃいませんか?