旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

青春18きっぷ

ファンの多い「青春18きっぷ(春)」が
2月20日から発売されます
(販売は3月31日まで。利用期間は、3月1日~4月10日)。

ご存知ない方がいるかもしれませんので、
念のため「青春18きっぷ」を簡単に紹介します。

「青春18きっぷ」とはJRが発売している特別企画乗車券(特企券)の1つで、
全国のJR線の普通列車が1日あたり2,300円で乗り放題になり、
のべ5日間利用できる乗車券です。(価格は11,500円)。

あるいは5人のグループで日帰り旅行もできます
(または3人グループで日帰り旅行をして、残り2回分で2人の日帰り旅行なども可能)。

「ゆっくり、のんびり、安く」旅行をするには最適の乗車券で、
1982年から発売されています。
私も昔何回か利用したことがあります。

確か、初めて三陸方面を訪れたのもこの切符であったと思います。

お金をかけない旅行をするには便利なのですが、
もちろん使い難い点も多々あります。
特に最近では「JR線だと思ったら実はそうではなかった」ことがあります。

先ほどの三陸方面の旅行で
私は八戸~東京間を途中1泊してゆっくり帰ってきたのですが、
現在は八戸~盛岡間はJR区間ではないため利用できません
(この区間の運賃は別途必要で金額は2,960円です。青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道経由)。

このほかにもいろいろ制約がありますので、
利用に際してはネットなどで検索して
賢い利用方法を調べておくことをお勧めします。

ところで私が最も困ったことはほかにありました。
それは何と「移動中は空腹だ」ということでした。
旅行中は食事も楽しみですが、普通列車では駅弁販売はありません。

そこで乗継駅で何かを食べるわけです。
ところが、普通列車の接続は無駄な時間がないように考慮され、
乗り継ぎ時間は数分しかありません。
これでは立ち食いソバさえ食べられないわけです。

ちなみに、今現在上野から盛岡まで朝7時ころ
普通列車で旅行するとして接続時間を調べてみました。
結果は以下の通りです。

宇都宮(2分)、黒磯(4分)、と続いて、
お昼頃には福島(6分)、白石(3分)となっています。
やっと仙台で15分の接続時間がありましたが、すでに13時30分になっています。
これを逃すと次は一関(5分)であとは盛岡まで乗りっぱなしで、17時ころ到着します。

どうやら今でも事情は変わらないようですね。