旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

祝日・休日について

ゴールデンウィーク(GW)が終わりましたね。

GWのような大型連休には帰省や観光旅行をする人が多く、
例年土日と祝日の並び方は観光産業の売上に大きな影響を与えます。
(今年は休日が連続し過ぎて、かえってよくない並びだったとか。)

毎年、年末にカレンダーをもらうと翌年の祝日の並び方が気になる人も多いでしょう。

ところで皆さんは、祝日とその日付が頭に入っていますか。
「○月○日(○月の第○月曜日)は××の日」という内容です。
私は最近、これが少し怪しくなっています。

時代が昭和から平成になったときに、
「4月29日は「みどりの日(現 昭和の日)」になって、
12月23日が天皇誕生日になった。」ことはよく覚えています。

しかしその後、「海の日(制定時は7月20日)」ができ、
またいわゆる「ハッピーマンデー制度」によって、
「成人の日」「敬老の日」「体育の日」が移動してしまってから混乱しています
(先述の「海の日」もその仲間です)。

移動祝日は、月の第2や第3の月曜日ですから、その年になってみないと分かりません。

同じことは「春分の日」と「秋分の日」にもいえます。
これらは“お彼岸の中日”ですから、昔から日付は決まっているように思えますが、
天文学上の春分日と秋分日なので、実際には毎年2月に国立天文台が翌年の日付を公表します。

ちなみに、来年の「秋分の日」は9月23日(水)です。
また、その2日前の21日(月)は移動祝日の「敬老の日」です。…ということは飛び石連休?

いえ、違います。
それらに挟まれた22日(火)は「国民の休日」という名の休日になります!
(ということは20日の日曜日からは4連休です!! だいぶ気の早い話ですが。)

ところで、なぜ祝日の話を始めたのかというと、
国会で「国民の祝日に関する法律が改正され、
再来年から新たに『山の日(8月11日)』が誕生しそうだ」というニュースを聞いたからです。

「海の日」があるなら「山の日」もなくてはバランスが悪いのかもしれません。
8月11日を選んだ理由は、「夏山シーズンに加え、
お盆休みに近く企業活動に影響が出にくいから」というものだそうです。

16番目の祝日となると、いろいろと遠慮することが多いのだなぁと感じました(笑)。

また、「海の日」が制定された年だったか、その翌年だったか、
国内管理者試験で「次のうち、海の日はどれか。
ア.7月18日 イ.7月20日 (以下略)」という面白い出題があったことも思い出したのです。