旅行業務取扱管理者スペシャリストによるこっそり裏講義

今月の初めに、訪日観光客による「インバウンド消費」について書きました。
広がりつつある市場ですから、何か他にも拡大している領域はないかなと考えていました。

そこで思いついたのが通訳案内士です。

通訳案内士とは、報酬を得て外国人に付き添って、
外国語(英語、中国語、フランス語など)で旅行に関する案内の仕事をする人です。

通訳案内士になるための試験は難関で、
一定以上の語学力と日本の地理や歴史の知識なども要求されます。
資格取得後はフリーランスの立場で、会社や団体に登録して
仕事を受注するのが一般的です。(専業はまだまだ少ないようですが…。)

前置きが長くなりました。

先日、日本政府観光局(JNTO:Japan National Tourism Organization)から、
平成26年度の通訳案内士試験の合格発表があり、その内訳をみて少し驚きました。
昨年は、受験者・合格者が大幅に増加して、特に受験者は7,290人で対前年比+55%だそうです。
また、合格者数も+38%。(こんなに急に増加する国家試験があるのでしょうかねぇ。)

筆記試験が免除になる資格が増えるなどの政策的な理由もあるそうですが、
JNTOでは
「2020 年東京オリンピック・パラリンピックに向けインバウンドに対する関心が高まってきている状況」
も理由に挙げています。

合格者の年齢は40代が最も多く、次いで50代が続き、
両者で全体の55%を超えています。(これも珍しいですね。)

フォーサイトの旅行講座を受講して下さる方には、
通訳案内士の資格を持つ方や現在活動中の方が、
昨年も今年も何名かいらっしゃいます。

先月、昨年度の合格者をお招きして「合格者の声」の撮影を実施した際にも、
参加された6名のうち2名が有資格者または現在活動中の方でした
(やはり中高年の方でした)。

旅行業を開業する予定はなくても、
日本の交通システムや観光に関する法規を知ることで、
通訳案内士としての仕事の幅を広げること、が受験の動機だということです。

インバウンド消費は私の仕事にも影響があるのだな、
と今になって驚いた次第です。



能城幸夫

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