旅行業務取扱管理者スペシャリストによるこっそり裏講義

昨年の3月20日に「記載事項変更旅券」が登場してから、
ほぼ1年になります。

「記載事項変更旅券」とは、旅券の所持人の氏名や
本籍の都道府県が変更になったとき、
それまでの訂正手続(スタンプ、タイプ印字による簡易な処理)に代わって
新設された旅券で、顔写真やICチップ、所持人の自署も
変更後の情報が反映されています。

(フォーサイトでは、これについては『テキスト07』ではなく、
『法改正情報』に記載されています。使い難くて済みません。)

この記載事項変更旅券は、昨年3月の約10日間だけで4,730冊、
1年間では78,365冊発行されています。

「意外と多いな」という印象ですが、変更があった際に
新規旅券に切り替えることもできますから、
合わせればかなりの人が変更しているのですね。
(『記載事項変更旅券』と『新規旅券』とでは、有効期間が異なります。)

旅券といえば、国際的なテロ組織による
パスポートの不正使用を防止する観点から、
日本でも今から8年前にIC旅券が発行されるようになりました。
その結果、現在では有効な旅券の約94%がIC旅券になったそうです。

では不正使用は減ったかというと……。 減っています!
平成19年(2007年)に国外での不正使用は
215件(448冊)であったものが、昨年は25件(46冊)になっています。
効果抜群ですね。

不正使用の大きな原因となる、
旅券の盗難・紛失件数は、あまり変化がないようです。
海外では例年7,000~8,000件が数えられています。
(国内分も合わせると40,000件前後。これもまたすごい数字ですね。)

背景には「国際社会における日本国旅券の信頼性及び
利用価値が高いという事情(外務省 旅券統計より)」があります。

同じく外務省は「一人一人が旅券の管理をしっかり行い、
紛失・盗難旅券数を減らすことで、犯罪等に拘わる
旅券の不正使用を抑制できると考える。」と呼びかけています。

添乗員さんも、
よく「パスポートは命の次に大切です!!」
と注意していますね。



能城幸夫

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