旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

今年は寅年です。虎は日本に生息しない動物なのに、スポーツチームのチーム名や企業イメージにも多く使われるほど親しまれている動物です。
「力強く、クレバー」というのが虎のイメージです。皆さんも、この秋の試験に向けて、「騎虎の勢い」で新年猛ダッシュしましょう。

さて、今年は旅行業務取扱管理者試験に影響あるさまざまな改正が予定されています。
しかし、「いつ、どんな改正があって、いつまでのものが試験に関係あるのか?」はっきりわからないと気になるものですね。

旅行業務取扱管理者試験では、例年、次の時期を基準として問題が作成されます。
① 国内旅行業務取扱管理者試験…6月1日
② 総合旅行業務取扱管理者試験…8月1日

この期日以降の改正事項は、試験には出題されません(出題されたら大フライングです)。
一般に、法令改正が多いのは1月、4月、10月などです。10月改正は今年の試験に関係ありません。では今年前半にどんな法改正等があるか(ないか)? わかっている範囲で、重要なものだけ挙げておきます。また、一部すでに昨秋改正された事項も含みます。

○旅行業法令、旅行業約款…大きな改正はありません。現行教材の内容で十分対応できます。ただし、旅行業等の登録申請に関して、「未成年」の定義は下記のように変わります。

○旅券法…民法改正により、4月から成人年齢が18歳に引き下げられます。改正後、18歳以上の者は10年用の旅券を申請することができるようになります。
これとは別に、記載事項変更旅券にも一部改正がありました。

○関税法…旅行者が土産として持ち込む「紙巻きたばこ」の免税範囲が変わっています(既に昨年10月より実施)。

○JR関連…3月、4月に、JR東日本を中心として特急料金、グリーン料金が改定されます。特に、山形・秋田新幹線の料金計算ルールは大きく変わります。時刻表3月号は必携です!

○世界遺産…日本の世界遺産は、昨年は2件が新たに登録を受けましたが、今年は新たな登録はない見込みです。なお、来年は「佐渡金山」が有力候補となっています。
海外の世界遺産については、6月下旬〜7月に予定されている世界遺産委員会で新規登録物件が決まります。総合旅行業務取扱管理者試験にも反映されます。

上記のほか小改正もありますが、省略します。
今後新たな改正があれば、このブログでも紹介していくつもりです。

それでは、本年もよろしくお願いいたします!