旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

さあ、総合試験へ!

国内管理者試験も終了し、総合管理者試験まで余すところ50日弱となりました。合格に向け、準備に余念のない毎日と思います。

今回は、受講生の方からご質問が多かった、再現問題集(昨年度試験問題)と模擬試験の活用についてお話しします。

再現問題集は、昨年実施された、最も新しい本試験問題です。ここには、出題者がどこに力点を置いているのか、その意図が凝縮されております。模擬試験も同じような性格で、直近の試験の傾向(記述や出題形式も含めて)に基づき作成しております。問題レベルは、「直近数年間の問題より、ほんの少し難しい」レベルを狙っています(点数にすれば各科目5点前後)。令和3年度の試験は稀に見る低合格率でしたので、昨年度と比較すれば、模試のほうが「やや易しい」と言えるでしょう。

個々の問題では凸凹がありますが、できるだけ再現問題と同じテーマでの難問は作らないようにしています。同じテーマの問題であっても、記述をわずかに変えるなど、応用力を試していただくのも狙いです。

模擬試験、再現問題集とも、お届けして日も浅く、手を付けていない方も多いでしょう。急ぐ必要はございません。今はまさに「総仕上げ」段階の最初の最初、車の洗車でいえば洗車道具を用意した頃になります。

模擬試験と再現問題集の具体的な達成目標は、次の2点です。

① 定められた時間内(全科目80分+120分、科目免除40分+80分)に解答を終えること
  →試験の「場慣れ」をする
   できれば試験開始・終了時刻も、本試験と同様に設定しましょう。

② 各科目、少なくとも7割以上を得点すること →安定した「合格安全圏」を目指す

問題は繰り返すことで効果があがりますが、1回目は試験時間を気にしなくてもよく、「正答すること」が大切です。繰り返し間違う箇所がすなわち「弱点」といえますので、再度チェックをして、1つずつ弱点を潰していきましょう。

2,3回目以降は解答時間を重視してください。最終的には試験時間の8割前後の所要時間で解答を終え、残りの時間で見直しをする位が理想的です。日本旅行業協会のホームページでは、各年度の本試験問題と正解も公開しています(ただし古いものは改正点にご注意)。各科目で安定して70〜80点が取れれば、合格安全圏です。

また、ブログのほうでは、実務科目のポイントを解説していきますので、ぜひお読みください。

皆さんの合格を心からお祈りいたします!