通関士講座の講師ブログ

岩手および宮城産水産物 年内にもEU輸入規制撤廃

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

欧州連合(EU)が東京電力福島第1原発事故を受けて続けている
岩手および宮城両県の水産物の輸入規制について、
年内にも全て撤廃する方針を日本政府に伝えていたようです。

9月に安倍晋三首相がEUのユンケル欧州委員長と
ベルギーで会談した際に伝えられたとのこと。
岩手および宮城県産の水産物では、これまでブリなどを除く一部の魚種を
EUに輸出する際に放射性物質の検査証明書が求められてきましたが、
今後不要になる見込みです。

農林水産省によると、9月20日時点で、EUや中国、
韓国など22カ国・地域が原発事故に伴う食品の輸入規制を実施しています。
事故後には54カ国・地域が規制を導入していたが、徐々に撤廃や緩和が進んでいます。

東日本大震災から、月日は流れていますが爪あとは残っています。
しかし、徐々に良い方向に向かっているのは嬉しいですね。