通関士講座の講師ブログ

日米貿易協定1月1日発効

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

農産品と工業品の物品関税に関する日米の新たな貿易協定が、
今年1月1日に発効しました。

昨年12月、政府は締結に関する手続きの終了をアメリカ側に通知し、
両政府は、新たな貿易協定を来年1月1日に発効させることで合意していました。

協定では、日本が牛肉や豚肉などの農産品の市場開放に
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の水準を超えない範囲で応じるとして、
アメリカから輸入する牛肉については、現在38.5%の関税が最終的に9%に引き下げられました。

一方、自動車分野では、協定の履行中、アメリカは日本車への追加関税を
発動しないことを首脳間で確認したほか、日本が求めている関税の撤廃については
継続協議となり、日米両政府は、発効後4か月以内に次の交渉分野をめぐって
協議を行う方針です。

また、インターネットを使った商取引のルールを定めた日米デジタル貿易協定についても
1月1日に発効しました。

今回の協定発効が、私たちの生活に影響することは確実ですね。