通関士スペシャリストによるこっそり裏講義

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

中国の税関総署の発表によると、2019年末までに中国の通関時間が
2017年当時の半分近くに短縮されたようです。
短縮目標は、予定よりほぼ2年前倒しで達成できたとのことです。

2018年の国務院が打ち出した「通関運営環境優良化貿易利便化促進工作法案」では、
2021年末までに2017年の50%に短縮する計画です。

このため通関の流れにおいては、輸出入企業の申告項目を簡素化し、
もともと229あった記入項目を105に削減。
輸出入監督管理証明も46種にまで減らした上、2019年はさらに、
2種類の証明書の通関検査を取り消しました。

通関費用も、通関各組織の関連部門が共同で徴収を実施、コストを抑えています。
港湾の経営サービス費の徴収項目は15項目から11項目に減らし、貨物港運営費、
公安施設保安費、荷引き渡し費などの基準も値下げされました。

こうした通関環境の改善に加えて、米中貿易戦争も緩和のシグナルが発信され、
自由貿易テスト区の増加などもあり、中国の貿易関連企業は2018年下半期以来の
自信を取り戻しつつあるようです。

他国の通関事情ですので、試験に出題されることはありませんが、
世界の動きとしてご参考になさってください。



神田明

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