通関士講座の講師ブログ

ロシアの貿易状況

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

ロシア動植物保健管理局は6月21日、ドイツなど他の欧州諸国で病原性大腸菌(イーコリ)
O‐104による食中毒被害が拡大していることから、ドイツからの精肉輸入を禁止する
可能性があることを表明しました。

同局家畜監視部の責任者は、輸入禁止措置を取るかどうかはドイツでの
感染状況次第だとしています。これまで、ロシア政府はドイツのニーダーザクセン州の
農家で作られたもやしが原因と見ており、6月初めからEU(欧州連合)加盟国からの
新鮮野菜の輸入を禁止しています。

O‐104による食中毒でこれまでに欧州では約40人が死亡しており、同責任者は、
ドイツは大量の新鮮野菜を輸入する一方で、大量の精肉を輸出しており、また、
これまでの発症患者数から判断してドイツが感染源と断定しています。

ロシアの出来事ですが、日本にこうした影響がのちのち現れると予想されます。
外国の輸入状況から、今後の日本への影響が予見できます。