通関士スペシャリストによるこっそり裏講義

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

財務省が11月21日に発表した2011年10月の貿易収支は、2738億円の赤字とのことです。
東日本大震災後に落ち込んだ輸出は8、9月に立ち直り、前年同月を上回りましたが、
10月は再びマイナスになりました。輸入は17・9%増え、輸出額から輸入額を引いた
貿易収支は大幅な赤字です。

輸出は地域別では、アジア向けが3か月ぶりに前年同月を下回り、
下落率は6.6%(2兆9948億円)に達しました。
日本の最大の輸出先である中国向けがマイナス7.7%と急減したためです。

タイ向けも、集積回路(IC)などの半導体や、銅などの非鉄金属の輸出が影響を受け、
9月の16.1%増から5.1%減になりました。
米国向けも前年同月比2.3%減(8931億円)と3か月ぶりに減りました。
欧州連合(EU)諸国向けは2.9%減り、6365億円と5か月ぶりの減。
輸出額も10月としては96年以来、15年ぶりの低水準でした。
英国向け半導体やオランダ向けの軽油、デジタルカメラなどの輸出が落ち込んでいます。

一方、原油高や、原子力発電所事故に伴う火力発電燃料の液化天然ガス(LNG)の需要が増えて、
輸入額は高止まりする可能性が高いようです。

2011年も残り少なくなってきました。日本の貿易状況は、不透明な状況が続いています。



神田明

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