通関士スペシャリストによるこっそり裏講義

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

中国税関総署は1月10日、2012年の日中両国間の貿易総額が前年比3.9%減の3294億ドル(約29兆円)と、リーマン・ショック後に世界貿易が低迷した09年以来3年ぶりに前年割れとなったと発表しました。
原因は、尖閣諸島をめぐる関係悪化としています。

全体の貿易総額の伸びは6.2%増と、11年の22.5%から急減速しました。「世界の工場」で「世界の市場」とされる中国の貿易低迷は、日本経済の再生や世界経済の回復に影響を与えそうです。

日中貿易がマイナスに陥ったのは、尖閣国有化に反発した日本製品の不買運動で日本からの輸入が8.6%減と落ち込んだことが主な原因です。
日系自動車メーカーの中国での新車販売台数が軒並み前年水準を下回るなど日本企業への打撃も鮮明となっています。

12年12月単月では、日本からの輸入は前年同月比19.5%減とマイナス幅が3カ月連続で拡大しました。

12年の中国から世界への輸出額は4年連続で世界一を維持したとみられますが、伸びは7.9%に鈍化しています。
輸入も4.3%増と、いずれも20%台の伸びを示した11年から減速し、貿易総額は通年で10%増を目指した政府目標を下回りました。

人によって、日中関係には、様々な思いがあると思います。
現状は、経済的観点からはマイナス面が大きいようです。



神田明

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