通関士スペシャリストによるこっそり裏講義

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

通関関係書類のPDF等の「電磁的記録」による提出が今月13日から可能になりました。

通関手続きの電子化、ペーパーレス化を巡っては、第1弾として、昨年7月に「区分1」(簡易審査扱い)となる輸出入申告の通関関係書類については原則として提出を省略。第2弾として今月13日以降、「区分2」等(書類審査扱い)になっても、税関官署に直接書類を持ち込まずに、NACCS(輸出入港湾情報処理システム)を使ってPDFなどで書類を電子的に提出できるようになりました。
通関業者が書類を紙に印刷したり、税関に届けに行くコストの削減につながるほか、電子的に書類が税関に到着後、すぐに審査を開始できることから、リードタイムも短縮できます。

財務省関税局税関では、次期NACCSが稼働する2017年度を目標に、通関手続きの「原則電子化」を目指していますが、今回の通関関係書類のPDF等の「電磁的記録」による提出は、書類の提出方法の選択肢の拡大という位置付けであり、義務化ではありません。
ただ、PDF等の比較的利用しやすい電子化ツールを認めることによって、電子的手続きの「原則化」に向け、“利便性の良さ”を定着させる狙いもあるようです。

関税局税関では、さらなる貿易円滑化の観点から、「通関関係書類の電子化、ペーパーレス化を促進」、「NACCSにおける貿易手続全般に係る国際物流情報プラットフォームとしての機能強化」を目標として掲げ、通関関係書類の電子化、ペーパーレス化に取り組んでいます。
次期NACCSが稼働する17年度までに、薬事法等の他法令手続き等の電子化の推進や通関手続きにかかる電子手続きの原則化、海上運送状、保険料明細書等の提出など民民間の貿易取引の電子化の推進NACCSとの連携を図ることとしています。



神田明

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