通関士講座の講師ブログ

参考質問

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

次の内容の質問をいただきました。
このご質問は、他の方も疑問にお持ちになると思いますので、
ブログにて回答を公開します。

■質問内容
通関士資格は一生有効なのに、資格を「喪失」したり、
「通関士でなくなる」という言葉の表現が、よく理解できません。
類似問題を解く上で、だいたい正解してはいますが、
「喪失とは、一旦なくなり、再度戻る」とはいっても、
「なくなる、喪失する、取り消される」等の用語使用方法がわかりません。

■回答
まず前提として、資格喪失の意味は、
永久に通関士となる資格を剥奪されるということではありません。

改めて「確認」を受けることができる状態
((1)欠格事由該当による喪失であれば、欠格期間の経過、
(2)退職による喪失であれば、他の通関業者への就職等)になれば、
新たに「確認」を受けることによって再び通関士となることができます。

なお、「なくなる」と「喪失」は法令上・試験上は同義で用いられています。
「取り消される」という表現は、「通関士の資格喪失」では用いられません。