通関士講座の講師ブログ

輸入小麦の価格が5・7%引引き下げに

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

農林水産省は9月8日、政府が製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格を
10月から平均で5・7%引き下げると発表しました。

農水省は半年ごとに売り渡し価格を見直しており、
1年ぶりの引き下げとなります。

主要産地で豊作が続き、国際相場が下落したほか、
中国の石炭輸入減少などの影響で輸送費が下がりました。
円安の影響を踏まえても、なお調達価格が下がりました。

農水省の試算では、今回の値下げ分がそのまま小売価格に反映されると、
家庭用小麦粉(1キロ・グラム当たり237円)の値下げ幅は0・8円となります。
実際の小売価格への影響は限定的とみられます。

国内で消費される小麦のうち約9割が輸入されており、政府が輸入価格を管理しています。

小麦製品は、私たちの生活に欠くことができないものですので、影響が出そうですね。