通関士講座の講師ブログ

一年の計は1月にあり

寒中お見舞い申し上げます。
講師の神田です。

昨年も、様々なことがありましたが新年を迎え、心機一転。
学業・仕事・受験勉強・趣味と新たな気持ちで取り組めるタイミングですね。

まずは受験勉強第一! 脇目もふらず勉強・勉強! 
と意気込みたいところですが、私はそんな考えを押し付けるつもりはありません。
受験勉強に打ち込むのは当然のこと、
同時に受験勉強以外に打ち込める時間も大切にして欲しいと思っています。

多くの合格者との会話でよく耳にするのは、
「仕事が良い意味で気分転換になった」「趣味の時間を楽しみに受験勉強に集中した」
といった内容です(“合格”という結果を得た満足感から、
そうした発言になっているのかもしれませんが)。

私自身も通関士試験に合格した年度は、
初めての異動を経験し、新たな仕事の習得や人間関係構築に多忙な時期でした。

しかし当時を振り返ると、早朝や通勤電車の中、
土日の時間を勉強時間に当て、日々の生活に追われながらも満足感を感じていました。

受験勉強は、あくまでも合格するための手段であり、当然ながら目的ではありません。
もっと言えば、試験合格も通過点であり、通関士資格をどう活かすかに
試験合格の本当の価値があります。
そのためには、受験勉強以外の時間も大切にする必要があると思います。

通関士試験に限らず、難関資格を取得しているのに、
仕事内容や人物的な評価がイマイチ…。周りを見渡した時、そんな人は居ませんか?
「通関士試験に合格 ⇒ 素晴らしい人格になる」なんてことは絶対にありません。
通関士資格を武器に、さらに自身の仕事の幅を広げていける方が、
通関士資格の価値を活かしている方です。

「一年の計は元旦にあり」
元旦は過ぎましたが、今年はどんな日々を過ごしていくのか、
“基本方針”というと大げさかもしれませんが、生活の方針を掲げてみると良いと思います。

気負わず、しかし着実に日々を過ごしていきましょう!